レアル・マドリードが1年に1回行う公開練習。その入場券のために大きな混乱が生じることになった。スペイン『マルカ』が報じている。
基本的に練習非公開のレアル・マドリードだが、クリスマスバケーション明けに1日だけソシオ(クラブ会員)のために練習を開放する。今年12月30日の公開練習のため、クラブは27日にバルデべバス練習場内にあるBチームのスタジアム、アルフレド・ディ・ステファノのチケット売り場で6000枚の入場券を配付したが、そこで大きな混乱が生じている。
入場券の配付は朝10時からスタートしたが、朝5時に練習場にやって来る希望者もいるなどして、長い長い行列がつくられることに。最終的に5時間待たなければ入場券を手にできない状況となり、それだけ長い時間待たされても、受け取れない人たちであふれかえる事態になってしまった。
ソシオはクラブ会員証を提示すれば、最大で2枚の入場券を手にできた。しかしながら予想よりも多くのソシオが集まり、18あるチケット売り場の窓口も5つしか使用しなかったために大きな混乱が生まれてしまった。
『マルカ』は、その場にいた人々にインタビューを行っていたが「行列はまだまだあるのか」「これはカオスだね」「恥だよ。18も窓口があるのに5つしか開いていない。朝は2つだけだったんだ」「入場券のために5時間も立ちっぱなしなんて……。もっと簡単に手にできるシステムにしないと」などと不満を漏らし人々が続出。その一方で、長時間待った甲斐あって入場券を手にした人は「ここで、あらゆるフェーズを経験したよ。朝は本当に寒かったが、今はあつくて死にそうだね」と喜びを語っていた。
入場券を配付するシステムの改善は間違いなく必要だとしても、練習見学のために長蛇の列をつくらせたレアル・マドリード。年間シート購入もまったく空きが出ないために10年以上前から打ち切っている同クラブだが、その人気がいかに凄まじいかがうかがえるエピソードだ。
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