レアル・マドリードの公式テレビチャンネル『レアル・マドリードTV』が、再び審判批判を展開したことが話題となっている。
25日のラ・リーガ第26節レアル・マドリード対セビージャ(1-0)では、立ち上がりにゴール取り消しの判定があった。FWヴィニシウス・ジュニオールの折り返したMFルーカス・バスケスがネットを揺らしたものの、直前にDFナチョがFWユセフ・エン=ネシリのボールを奪ったプレーがファウルだったとして、ゴールが認められなかった。
ナチョのタックルはエン=ネシリの足には触れていたかボールに触れているか微妙なところだったが、『レアル・マドリードTV』で試合を見守っていたコメンテーターたちは誤審であると大激怒。地上波でも流れている同チャンネルで、次のようなコメントが発せられていた。
「ファウルはなかった。観客はとても明らかにそう理解している」
「とんでもない。恥だ! セビージャ戦で、私たちはなんてレフェリングを見せられているんだ。シーズンを通してこうだ。接触なんてほとんどなかったじゃないか」
「2020-21シーズン、セビージャ戦の誤審が私たちからリーグタイトルを奪った。今季前半戦も同じで審判が私たちから勝利を取り上げた。そして今回の試合もそうだ。いつもマドリードの勝利を邪魔するんだよ」
「フットボールにおいて、最も深刻なことが起こっている」
「本当に恥ずべきことだ。2020-21シーズンに続いて、今季もリーグタイトルを奪おうとしているんだ」
『レアル・マドリードTV』のコメンテーターたちの憤りは収まらず、スペインフットボール連盟(RFEF)の審判技術委員会(CTA)のメディーナ・カンタレホ会長、またVARプロジェクト責任者のクロス・ゴメス氏に対しても言及していた。
「今季ラ・リーガの笛の傾向が手に取るように分かる。ピッチとVARからファウルは確認できなかったはずだ。ならば、一体誰が主審に連絡をしたのか。VARからではなくカンタレホやクロス・ゴメスからかもしれない。今回の出来事は、スペインフットボールに対して新たな疑いを生じさせるものだ」
なお、このレアル・マドリード対セビージャの前、『レアル・マドリードTV』は同試合を裁く主審とVARの過去の誤審疑惑を紹介して批判を展開。セビージャは「スペイン・フットボールや競争の公正さに疑いを与える振る舞い」として、RFEFに訴え出ることを発表していた。
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