29日のラ・リーガ第15節、レアル・マドリードは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦を2-1で制した。凄まじいミドルシュートでこの試合の決勝点を決めたFWヴィニシウス・ジュニオールは、スペインメディアからも称賛を受けている。
12分にセビージャの先制点を許したレアル・マドリードは、32分にFWカリム・ベンゼマのゴールで同点に追いついて試合を折り返したものの、勝ち越しゴールまではなかなか奪えず。しかしながら終了間際の87分、ヴィニシウスが個人技からネットを揺らした。左サイドに位置したブラジル代表FWは、ロングボールを胸トラップした瞬間に一人をかわして内に切れ込むと、さらに一人をかわしてからペナルティーエリア手前左から右足を一閃。強烈な勢いのボールが枠内に収まり、レアル・マドリードに勝ち点3をもたらしている。
鮮烈なゴールによってチームの危機を救ったヴィニシウスに対して、ベルナベウの観客はスタンディングオベーションをしたり「どうして愛さずにいられようか」のチャントを歌ったりしていたが、スペインメディアも称賛の言葉を送る。スポーツ新聞『マルカ』の電子版では、FWクリスティアーノ・ロナウドやFWリオネル・メッシと比較する記事を掲載した。
「ヴィニはもうクリスティアーノやメッシのように試合を決めてしまえる。彼にはそれとが欠けていたのだ。ジュレン・ロペテギが長所を打ち消そうとしていたために、ブラジル人にとっては最高の試合ではなかった。しかしヴィニはそこにいたし、トライをしていた。そして88分、2人の選手を置き去りにしてからミサイル弾を放ち、試合を決めてしまったのだ」
「彼はこれまで何度もスタンドの2回席に向けて放っていたシュートを決め切り、チームに勝ち点3を与えて観客を総立ちにさせた。今、彼より優れた選手がいるのだろうか? おそらくはいない。おそらくは、日が経つに連れて未来が白く塗られていくエンバペがそうなのかもしれない。フロレンティーノ(・ペレス、レアル会長)は笑みを浮かべている」
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