6日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)2回戦、アウェーでのアンドラッチ戦に臨み、1-0で勝利したレアル・ソシエダ。イマノル・アルグアシル監督は3回戦進出にも、選手たちのパフォーマンスに対して憤りを隠さなかった。
ソシエダはスペイン4部アンドラッチを相手に普段控えやBチームの選手たち中心でスタメンを組み、相手の堅守および人工芝に苦戦。ボールを保持してもなかなか攻め切れずにいたが、それでも56分にFWアンドレ・シウバがクラブ加入後初ゴールを決めて先制する。その後にはMF久保建英、MFミケル・メリーノ、MFマルティン・スビメンディ、FWウマル・サディクらベンチスタートだった主力選手たちが出場。しかし久保がシュートを決め切れないなどチームの調子は上向くことなく、逆にアンドラッチの攻勢を受けながら1点リードを守り切る形で勝利を手にした。
試合後、イマノル監督は勝利の喜びよりも怒りの感情を露わに。とりわけ、主力選手たち出場後のパフォーマンスに不満を感じているようだ。
「次戦に進出したとはいえ満足していない。私たちにとっては謙虚さを取り戻す治療だった。難しい試合になることは分かっていたんだ。対戦相手は4月以降ホームで負けなしだったのだから。しかし、だからといって……」
「試合終盤のラ・レアルはより強力な陣容だったが、彼らの方が私たちを上回っていた。最後の15分間はまったく好きになれなかった。ピッチ上には良質な、代表クラスの選手たちが揃っていたはずだろう」
「私たちは言い訳すべきではない。アンドラッチは引き分けに値した。彼らは決定力を欠き、だから私たちが次戦に進出したんだ」
「こういった勝利も悪くはない。しかし、それはここから学べるときだけだ」
「こういったチームを相手に真剣に戦わなければ苦しむことになる。この試合はそれを明らかにしてくれたんだ。もし素晴らしいチームになりたければ終盤のような展開は許されない。私は怒っているよ」
イマノル監督はその一方で、アンドレ・シウバの初ゴールに対してはポジティブな見解を示している。
「彼はまだ100%の状態ではないし、今日のようなピッチで何かを推し量るのは難しい。それでも出場時間とゴールを手にしたことは喜ばしい。彼がこのチームで初先発できたことには満足感を覚えているよ」
なおソシエダの次戦は、9日に行われるラ・リーガ第16節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦だ。
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