スペインメディアは、レアル・マドリードがレアル・ソシエダMF久保建英を、その契約解除金や市場価値から考えれば安価で取り戻せることを強調している。
レアル・ソシエダのジョキン・アペリバイ会長は19日、ヤスダ・グループとのパートナーシップ締結の発表会見で、久保との契約について説明。レアル・マドリードが同選手の何かしらの権利を有している可能性を指摘され、「彼の権利はラ・レアルが100%持っている。もし選手を売却すれば、マドリードに50%近くの売却収入が分配されるというだけだ。売却するかどうかはラ・レアルだけに依存している」「移籍するとしても最初にあるべきは久保の意思にほかならない」と発言していた。
すると、スペインのラジオ局『カデナ・コペ』がこの発言に反応。ソシエダとの契約解除金が6000万ユーロで、加えて今季ブレイクを果たしたことによってドイツ『トランスファー・マルクト』の見積もる市場価値が5000万ユーロまで上昇した久保を、レアル・マドリードがそうした額と比較して安価で再獲得できるとの見解を示した。
「この点で覚えておかなくてはいけないのは、ラ・レアルが選手の保有権を100%持っていたとして、マドリードは売却オペレーションにおける『50%近く』の権利を有しているということだ。たとえラ・レアルが考えていないことだとしても、マドリードは3000万ユーロ程度で彼を買い戻すことができるというわけである」
果たして、レアル・マドリードは久保の買い戻しを考えているのだろうか。もちろん同クラブが買い戻すとしても選手本人の意思が何よりも大切となり、加えて契約解除金の支払いによる一方的契約解除は、クラブ間の関係に亀裂を入れる行為にもなり得るが……。
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