レアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエスは、来季以降もずっと同クラブでプレーする考えのようだ。
より顕著な活躍を見せられる左サイドでは先輩FWヴィニシウス・ジュニオールがプレーし、そのために右サイドを主戦場としているロドリゴ。今夏でのレアル・マドリード加入が確実視されるFWキリアン・エンバペも左サイドから中央に流れるプレーを得意としており、元サントスFWは来季居場所を失う恐れから、移籍に傾く可能性が取り沙汰されている。
しかしながらスペイン『マルカ』によれば、ロドリゴ本人は今後もレアル・マドリードでプレーし続ける考えという。同選手は先にレアル・マドリードとの契約を2028年まで延長したが、たとえエンバペが加入したとしても、その新契約をまっとうしていく意思は揺らいでいないようだ。
ロドリゴは2019年に加入し、あらゆるタイトルを勝ち取ったレアル・マドリードで成功を収め続ける意欲を持っており、またクラブ首脳陣（彼はフロレンティーノ・ペレス会長のお気に入りの一選手とされる）やファンからの信頼も感じているとのこと。加えて『マルカ』は、たとえエンバペ、ヴィニシウス、MFジュード・ベリンガムという三大スター選手が揃っても、右サイドでもプレー可能なロドリゴが重要な存在であると強調する。同紙はまた、32チーム参加のFIFAクラブ・ワールドカップも開催される2024-25シーズンは超過密日程になることが予想され、たとえロドリゴがスタメンから外れても、今季のMFブラヒム・ディアスのような役割でチームを助けられるとも記している。
なおロドリゴは、ヴィニシウス不在のために左サイドでプレーし、2ゴールを決めた3月31日のラ・リーガ第30節アトレティック・クルブ戦後、自身の去就についてこう語っていた。
「僕は何も考えていないよ……。ただ今季、できる限り多くのタイトルを獲得することに集中している。エンバペが加入に近づいているんだよね？ 全員がそう言っているし、僕は君たち（報道陣）のことを信じている。でも、僕には何が起きているのか分からないんだ」
「もし彼が来るならば、幸せな問題が生じることになるね。まあ、僕は落ち着いているよ」
『マルカ』はこのロドリゴ残留報道を「たとえエンバペがやって来ても、マドリード＆ロドリゴ、ロドリゴ＆マドリードの婚姻関係は長期にわたって続くことになる。キリアンが彼らを切り離すことはないのだ」との文章で締めている。
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