スペイン女子代表選手の口にキスをしたことで批判をアビエルスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長は、辞任の意思がないことを明らかにした。
MFジェニファー・エルモーソの口にキスをしたことで、批判が殺到しているルビアレス会長。エルモーソ本人がスペイン女子サッカー選手の労働組合を通じて「お咎めなしにはせず、模範的な手段が講じられることを望む」との見解を示したこともあり、同会長は25日のRFEF臨時総会で辞任の意向を伝えると思われていた。
そして各新聞社が「彼は辞任する」という見出しを紙面に刷った総会当日、ルビアレス会長は驚きのスピーチを行なった。「私は辞めない」という言葉を4回繰り返し、今後も会長職を務めることを宣言したのだった。
「私から話をすべき時が来た。自分は過ちを犯した。あの瞬間、ああした行為をするべきではなかった。しかし、スペインフットボールが歴史的な偉業を成し遂げた直後のことだ。私がここを去らなければならないほど深刻なことだったのか? 私は辞めないよ」
「私は辞めない。私は辞めない。私は辞めない。私は辞めない。私は、そう言わせてもらう。私が何をしたというんだ? 同意のあった口先のキスだけで私をここからつまみ出そうとするのか? 私は最後まで闘っていく」
「今、行われているキャンペーンは真実も正義も反映されていない。私は何かを盗んだり、コミッションを取ったり、連盟の金を不正利用したりした罪にも咎められている。自分の人生の中でそんなことはしたこともないし、何も見つけることなどできない」
「これは偽りのフェミニズムであり、この国の大きな欠陥だ。あの瞬間、私たちにはお互いに同意していた。許可なく行なったものではなかった。同意があったんだよ」
「説明させてもらうが、あれは口先だけだった。キスというよりも口の先が触れただけなんだ。あの行為に求めていたことは、自分の娘に対しても求められることだった」
「あれは互いに陶酔状態で、同意のもとで行われたキスだった」
「私たちは2030年にスペインにワールドカップを持って来れる可能性がある。それは非常にポジティブなことであり、謙虚に言わせてもらって、私はその招致に少しばかり貢献できるはずだ」
「私は3歳の頃からフットボールをプレーしてきた。そしてもう一つの情熱が、この国自体にほかならない。過ちを犯したときには心が痛むし、弁解せずに謝罪をする。私は闘い続けるよ。両親や監督たちから教えられてきたように。私はこれからも幸せでまっとうな男であり続ける」
「この総会の後、私は数日間をモトリルで過ごし、外界を遮断するつもりだ。私は正義が存在し続けることを期待している。イエロージャーナリズムのない真実はここにある。善良な人々は何が起こったかを理解しているはず。これが私にできる説明だ」
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