フィオレンティーナvsローマ
セリエAでは11位ながら、コッパ・イタリア、カンファレンスリーグで決勝に進出するサプライズを見せたフィオレンティーナ。ローマ戦はコッパ・イタリア決勝インテル戦の3日後に開催となるだけに、多くの主力が出場を回避する可能性がある。
対するローマも昨季カンファレンスリーグを制すると、今季もヨーロッパリーグで決勝へと進出。ジョゼ・モウリーニョ監督のカップ戦での勝負強さが際立っているが、こちらもフィオレンティーナ戦の3日後に決勝のセビージャ戦を控える。残り2試合で4位ミランとの勝ち点差は「4」となっており、リーグに力を注ぐのか、決勝で必勝を期するのか、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得の選択肢は悩ましい状況となっている。
インテルvsアタランタ
現在3位のインテルと5位アタランタの勝ち点差は「5」。チャンピオンズリーグ決勝に進出しているインテルだが、来季の出場権獲得と終盤の大一番に向けてアタランタ戦は重要なものとなる。前節はナポリに敗れたものの、それまで公式戦では8連勝中。頼みの綱であるラウタロ・マルティネス、ロメル・ルカクが調子を上げているのは好材料で、アタランタ戦でも活躍が期待される。
2シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場を目指すアタランタ。ラスムス・ホイルンド、ジョルジョ・スカルヴィーニといった若手が台頭し、復活を果たしつつある。来季チャンピオンズリーグでその姿は再び見られるのか。
ユヴェントスvsミラン
10ポイント剥奪により、7位にまで後退したユヴェントス。直後に行われた前節のエンポリ戦では1-4と完敗を喫し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督も「今夜はメンタル面で崩れたが、理解できることでもある」と認めた。苦しい状況にあるのは確かだが、4位ミランとは5ポイント差。この直接対決を制せば、逆転でのチャンピオンズリーグ出場権獲得も夢ではない。
対するミランは前節には降格が決定しているサンプドリアに5-1と大勝。公式戦3連敗をストップさせた。ラファエウ・レオンに退団の噂がある一方で、今夏には鎌田大地らの獲得にも動くとされるチームにとって、チャンピオンズリーグ出場権獲得は必須。残り2試合は負けられない戦いとなる。
■セリエA第37節 ※日本時間
▽5月27日（土）
- 3:45 サンプドリア vs サッスオーロ
- 22:00 サレルニターナ vs ウディネーゼ
- 22:00 スペツィア vs トリノ
▽5月28日（日）
- 1:00 フィオレンティーナ vs ローマ
- 3:45 インテル vs アタランタ
- 19:30 エラス・ヴェローナ vs エンポリ
- 22:00 ボローニャ vs ナポリ
- 22:00 モンツァ vs レッチェ
▽5月29日（月）
- 1:00 ラツィオ vs クレモネーゼ
- 3:45 ユヴェントス vs ミラン
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