2022-23シーズンのセリエAが13日のミランvsウディネーゼを皮切りに開幕する。昨シーズンは、インテルとの優勝争いを2ポイント差で制したミランが11シーズンぶりのスクデットを手にした。今季、開幕から好スタートを切るのはどのチームだろうか。
ミラン対ウディネーゼ
王者のミランはウディネーゼとのホーム戦でシーズン開幕。ステファノ・ピオリ監督体制4年目のチームは今夏、フランク・ケシエがフリーでバルセロナに去ったものの、ベルギー屈指のタレントであるシャルル・デ・ケテラーレ、そしてフリーでディヴォック・オリギを補強した。スクデットを戴冠したチームの主力であるラファエル・レオンやサンドロ・トナーリ、フィカヨ・トモリらはこれから全盛期を迎えるであろう若いチームだけに、昨季から練度向上となれば今季も優勝候補に。5日のコッパ・イタリア1回戦で3部のフェラルピサロを相手に2-1で辛くも勝利し、一足早くシーズンインした昨季12位のウディネーゼを退けて白星スタートとなるか。
レッチェ対インテル
昨季2位のインテルは昇格組のレッチェとのアウェー戦となる。昨季は得点数でミランを「15」上回るリーグ最多で、失点数もリーグ3位と上々の成績だった。それだけに、勝負強さを発揮して勝ち点を積み重ねることがリーグ奪還の鍵に。その点で言えば、一昨季のスクデットの立役者であるロメル・ルカクをレンタル移籍で復帰させたことは大きな補強となる。ヘンリク・ムヒタリアン、アンドレ・オナナを引き入れるなど層を厚くさせたシモーネ・インザーギ監督体制2年目のチームはもちろん、今季も優勝候補。昨季にクレモネーゼとのセリエB優勝争いを2ポイント差で制したレッチェとのアウェー戦がシーズン初戦というのは簡単ではないだろうが、しっかりと地力を示して好発進したい。
ユヴェントス対サッスオーロ
昨季にマッシミリアーノ・アッレグリ監督が復帰したユヴェントスは、昨シーズン後半に調子を上げつつ4位でフィニッシュ。3季ぶりの王者奪還を狙う今シーズンは、デヤン・クルゼフスキが去った一方で、アンヘル・ディ・マリア、ポール・ポグバをフリーで補強した。2選手はワールドクラスである一方で、負傷癖がある選手だけに、彼らのコンディション維持に加えて、不在時も難なく対応できる多彩なプランを持ち合わせることが重要になる。対して、昨季11位のサッスオーロは、8日のコッパ・イタリア1回戦で2部のモデナと対戦。エースのドメニコ・ベラルディが2ゴールを挙げたものの、アップセットを許して2-3で敗退しており、ビッグクラブ相手にバウンスバックを狙う。
そのほかの試合
そのほか、ジョゼ・モウリーニョ監督体制2年目で今夏にパウロ・ディバラを獲得したローマは、昨季17位で残留したサレルニターナと敵地で対戦。昨季3位のナポリは、昨季9位のヴェローナの本拠地に乗り込む一戦でシーズンをスタートさせる。
セリエA第1節
▽8月14日（日）※日本時間
1:30 ミラン vs ウディネーゼ
1:30 サンプドリア vs アタランタ
3:45 モンツァ vs トリノ
3:45 レッチェ vs インテル
▽8月15日（月）
1:30 ラツィオ vs ボローニャ
1:30 フィオレンティーナ vs クレモネーゼ
3:45 スペツィア vs エンポリ
3:45 サレルニターナ vs ローマ
▽8月16日（火）
1:30 ヴェローナ vs ナポリ
3:45 ユヴェントス vs サッスオーロ
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