セビージャMFスソが、同チーム指揮官ホセ・ルイス・メンディリバル監督との間に問題が生じていたことを明かした。
セビージャ指揮官就任からの公式戦8試合で5勝2分け1敗という成績を収め、残留争いを強いられていたチームを上昇気流に乗せたメンディリバル監督。ハイプレス戦術を特徴とする同監督は、記者会見での歯に衣着せぬ物言いでも知られており、先にはスソについて「サイドでプレーしているならもっと走らなければ」と語っていた。
しかし、スソ本人はその発言に気を悪くしていたようだ。スペイン『オンダ・セロ』とのインタビューに応じた29歳のMFは、その発言後にメンディリバル監督を話し合ったことを明かしている。
「メンディリバルが言ったことは好きになれなかった。だから彼と話をして、すべてをはっきりさせたよ。彼は僕のモチベーションを上げることを狙ってそう言ったらしい。良い人だし、その仕事ぶりは素晴らしいと思っているよ」
現代フットボールにおいては、攻撃的選手であっても守備に奔走することが求められていると言われるが、スソの考えはまた違うようだ。
「彼は自分が右サイドでプレーするなら、もっと走らなければいけないと言った。だから、僕は彼に嫌だったと言ったんだ」
「誠実に言うけど、僕は一度だって走ったことがなかった。今も走る気はないよ。自分がフェルナンドのように走れない。各選手がそれぞれの個性、特徴を持っていて、ピッチ上ではそれを武器にしないといけないんだ。僕はこれからも、ボールを持つとき以外は走る気がないよ」
スソはまた、前監督ホルヘ・サンパオリ氏のメソッドが、チームと自分に適応するものではなかったとの見解も示してる。
「キャリアの中で一度も経験したことがないものだった。とても独特で、奇妙なやり方だったよ。すべては結果次第だし、うまくいくならそれでも良かったが、結局そうはならなかった。以前にチームが取り組んでいたことは、本当におかしかったってことだ」
「フットボールはもっと簡単なものなんだ。練習もシステムもプレー方法だって……。セビージャの陣容を考えれば、そんなに多くの発明は要らなかった。このクラブが擁する選手たちだったら、基礎的な考え方、秩序さえあれば前へと進んでいけるんだよ」
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