鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌のトレーニングマッチが21日、県立カシマスタジアムにて無観客で開催され、鹿島は2-4で黒星を喫した。CBで出場を果たした東京五輪世代のDF町田浩樹は、「新たに課題が出てきた。そこは取り組んでいきたい」とリーグ再開に向けた修正ポイントを口にした。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて明治安田生命Jリーグが中断する中、DAZNによってライブ配信された鹿島対札幌のTMは、両チーム合わせて6ゴールが生まれるなど見どころの多い試合となった。
試合は新加入MFファン・アラーノのゴールで鹿島が先制するも、すぐさま日本代表FW鈴木武蔵に同点ゴールを奪われる展開に。65分にはアラーノのCKからDF町田浩樹がヘディングを沈めて勝ち越しに成功したが、78分にはセットプレーから再び鈴木に決められて同点。その後、相手のサイド攻撃を抑えきれず、ジェイに2点を奪われて逆転負けを喫してしまった。
74分まで出場した町田は「結果、負けてしまったので満足はしていない」とした上で、「自分たちがやりたいこともできたし、新たに課題が出てきた。そこは取り組んでいきたい」と改善点が見えたことを強調。特に前半こそプレッシングに行けていたものの、後半になってコンパクトさが失われたことに言及し、「時間が経つにつれてスライドが間に合わなくなって、そこからクロスで失点する形だった。そこはもっと修正していかなければいけない」と語っている。
また、自身のゴールについては「いいボールがきたのでうまくコースに流せてよかった」と笑みを見せ、CBのビルドアップに関しては「前半は自分たちのミスが多くてカウンターを受ける場面もあったけど、後半は周りがいいタイミングで降りてきてくれたのでうまくビルドアップできたと思う」と手応えを明かしている。
最後に「こういう状況ですけど、自分たちは日々努力してさらにいいサッカーができるように、再開した時に勝てるように、いいプレーができるように頑張るので、ぜひ再開を心待ちにしていただければなと思います」とリーグ再開を待つサポーターにメッセージを送った町田。東京五輪の開催も不透明な状況だが、さらなる成長を遂げることで大舞台の切符を掴みたいところだ。
なお、町田が出場した鹿島対札幌のTMの模様は現在、DAZN（ダゾーン）で見逃し視聴が可能となっている。
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