稀代のモチベーターとして知られるアトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督だが、ニューカッスルDFキーラン・トリッピアーがそのことを象徴するようなエピソードを語っている。
2019年7月から2022年1月までアトレティコに在籍し、2020-21シーズンにはラ・リーガ優勝を経験したトリッピアー。イギリス『ミラー』とのインタビューに応じた同選手は、そのラ・リーガ優勝を決めた最終節バジャドリー戦(2-2勝利)の前日、シメオネ監督との間に生まれた知られざるエピソードを明かした。
「バジャドリーに行く前の夜、彼から連絡があった。そして、僕がアトレティコに加入したときの映像を見せてきたんだ。あの入団会見で、自分はアトレティコで成し遂げたいことについて語っていた。その日、彼はタイトルを獲得したいと言っていたんだよ」
「チョロ(シメオネ監督の相性)はそのことを覚えていた。僕にとっては背中を押された気分で、最後の決定的な試合であるバジャドリーに見事打ち勝つことに成功したんだ」
「こうした細かな配慮が、選手たちの特別な力を引き出せる。彼はとても頭が良いんだ」
なお2011年末にアトレティコに指揮官として戻ってきたシメオネ監督は、ラ・リーガでここまで402試合を指揮。ラ・リーガにおいて、単独クラブで指揮を執った試合数が最も多いのは元レアル・マドリーの故ミゲル・ムニョス氏(424試合)となっており、シメオネ監督は来年2月19日に行われるアトレティック・ビルバオ戦で記録を更新する見込みとなっている。
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