レアル・マドリードMFフェデ・バルベルデは、マジョルカ戦(0-1)での自身の振る舞いについて反省をしているようだ。
5日のラ・リーガ第20節、敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦で、後半途中に交代となったバルベルデ。交代後、同選手は自身のパフォーマンスに納得がいかなかったのか、右手で座っているベンチを思い切り叩いて、その様子が映像として世界中に流れることになった。
8日に記者会見に出席したバルベルデは、そうした衝動的な行動について、自制する必要性があることを説いている。
「物事がうまくいかないときには苛立ちを感じるものなんだ。アトレティ戦でも勝ちたくて、最後までプレーしたくて悲しみを覚えたけど、マジョルカ戦も同じだった。僕は競争的な人間で、勝利を愛している。結果が自分の望むようにならなければカッとなってしまうんだけど、そこは直すべき部分だと思っている」
「あの日、僕が良い試合をできなかったことについて、ベンチには何の罪もなかった。自分が向上しないといけない」
ウルグアイ代表として臨んだカタール・ワールドカップ(W杯)でグループステージ敗退という失望を味わったバルベルデは、それ以降パフォーマンスの精彩を欠いているようだ。
「(W杯では)すべてがうまくいくと楽観的だった。その大会は何百万人もの子供が抱える夢なんだ。だけど負けてしまえば、大会前にしてきたことがすべて無駄だったように感じられる。フットボールでは良いことばかり起こるわけじゃない……大切なのはそう理解することなんだろう」
「僕はW杯前の姿勢を取り戻さなくてはならない。もう少しすれば、自分が挙げる成果も良くなっていくと思っている」
インサイドハーフに加えてウィングとしてもプレーするようになったバルベルデだが、どちらの方がやりやすいのだろうか。
「どこでも構わないって言わなきゃいけない。この場には監督(アンチェロッティ監督との共同会見だった)もいるし、言わなかったポジションでプレーできなくなっちゃうから(笑)。僕はインサイドハーフとしてプレーし始めたけど、ウィングではよりゴールやアシストを決めてチームを助けられる」
「複数のポジションでプレーできれば監督の選択肢に入りやすいし、よりプレーする機会を得られるね。とにかく僕が望むのは、チームを助けること、そのためにプレーすることだ」
その一方で相手選手の執拗なマーク、ファウル、挑発に加えて、アウェーでは観客からブーイング、人種差別を受けるFWヴィニシウス・ジュニオールについては、もっと敬意を払われるべきとの見解を示した。
「彼は素晴らしい、とても価値のある人物だ。ピッチ上では彼なりのやり方でプレーを楽しもうとしている。多くのファウルを受けるのはゲームの一部であり、それは僕たちチームメートが助けなければならない。人種差別や怒号については……彼はまだ22歳なんだよ。スタンドには、彼のような年齢の子供を持つ人々がたくさんいるはずだろ?」
「サポーターは普通、自チームを応援するものだけど、相手選手にあれだけ執着するとしたら……きっと家庭で問題を抱えていて、そのストレスをぶつけているんだろう」
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