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“世界最高”へ駆け上がるヴィニシウス、その研ぎ澄まされる決定力!6年前は434分毎だったゴールを今季は128分毎に決めている計算に | ラ・リーガ

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“世界最高”へ駆け上がるヴィニシウス、その研ぎ澄まされる決定力!6年前は434分毎だったゴールを今季は128分毎に決めている計算に | ラ・リーガGetty Images
【欧州・海外サッカーニュース】ヴィニシウスの決定力がかつてないほど高まっている。

レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールが今季、驚異的な決定力の高さを見せている。

30日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、アウェーでのバイエルン戦(2-2)では、MFトニ・クロースのスルーパスから最終ラインを抜け出してGKマヌエル・ノイアーとの1対1を制し、さらにPKから2点目も決めたヴィニシウス。とりわけ最初のゴールでは、落ち着き払ったグラウンダーのシュートでバイエルン守護神を打ち破ったが、そのに場面に象徴されるように同選手の決定力・シュート精度はかつてないほどに高まっている。

ヴィニシウスはレアル・マドリードに加入した2018-19シーズン、そのドリブルの突破力でレアル・マドリーファン、ひいてはスペイン・フットボールに大きなインパクトを与えたが、しかし決定力を課題としていた。ただただ焦って、闇雲に蹴っているようなフィニッシュが多かった同シーズンの記録は公式戦31試合3ゴールと、435分毎にゴールを記録している計算だった。

その傾向は2019-20シーズン(38試合5得点、363分毎にゴール)も2020-21シーズン(49試合6得点、453分毎にゴール)も変わらなかったものの、本人のたゆまぬ努力もあって2021-22シーズンに大幅な改善を見せる。同シーズンでは52試合22得点と194分毎にネットを揺らして、チャンピオンズリーグ&ラ・リーガの二冠達成に大きく貢献。そして2022-23シーズンも55試合23得点(206分毎にゴール)と似たようなペースで得点を重ねると、今季にもう一段ギアを上げている。

2023-24シーズン、レアル・マドリーはヴィニシウスのコンビかつ師匠でもあったFWカリム・ベンゼマを失ったが、その相棒であり弟子でもあるブラジル代表FWが彼が空けた穴の一部を埋めている。2度の負傷離脱を強いられて、出場試合数こそは例年と比べて伸びていないヴィニシウスだが、ここまで34試合21得点(その内PK3得点)と、じつに128分毎に自らのゴールを祝っているのだ。

例えばスペイン『マルカ』は、同じデータを「“世界最高の選手”になるためのヴィニシウスの変貌」という見出しで紹介。ヴィニシウスのことを加入当初から知るレアル・マドリードのサポーターは、目も当てられない決定力だった同選手がチームを背負えるほど、“世界最高の選手”の座を争えるほどの存在となったことに喜びもひとしおだろう。

ヴィニシウスのレアル・マドリード加入からの成績は以下の通り。

2018-19シーズン 31試合3得点8アシスト(435分毎にゴール)

2019-20シーズン 38試合5得点3アシスト(363分毎にゴール)

2020-21シーズン 49試合6得点4アシスト(453分毎にゴール)

2021-22シーズン 52試合22得点16アシスト(194分毎にゴール)

2022-23シーズン 55試合23得点19アシスト(206分毎にゴール)

2023-24シーズン 34試合21得点9アシスト(128分毎にゴール)