W杯予選の大一番を前に、PLの識者ベン・メイブリー氏は冨安健洋に期待「これから10年中心になる選手」｜日本代表

カタール・ワールドカップのアジア最終予選、グループリーグ第3節、サウジアラビアvs日本の一戦を前に、プレミアリーグの解説者ベン・メイブリー氏が注目ポイントを『DAZN』に語った。

ここまで1勝1敗の日本は初戦のオマーン戦を落としていることもあり、敵地と言えどもサウジアラビアからの勝ち点3奪取が求められる。

プレミアリーグの識者メイブリー氏は、アーセナルDF冨安健洋について言及「アーセナルでめちゃくちゃ活躍していますし、強いし、速いし、読みも良い。それだけでなく意外に攻撃参加も見せています。日本代表ではこれから10年間中心選手にになるのは間違いないと思いますし、アーセナルでも主軸の一人になると思いますよ」と述べ、22歳のDFを高く評価していると明かした。

「冨安選手はこれからずっとプレミアリーグとか、世界最高峰のリーグでずっと活躍していくと私は思っていますので、ぜひ冨安選手に日本代表を引っ張っていってもらいたい。どんどん活躍してほしいと思っています」

アジアカップ2019の日本vsサウジアラビア戦では、CKから冨安のヘディング弾が決勝点となり、1－0で日本が勝利した。その結果を踏まえ「冨安選手は空中戦の強さもプレミアリーグでしっかり見せている。代表でもどんどん強くなってほしいです」と冨安に期待を寄せた。

リバプールの南野拓実については、リーグ戦で出場できていない現状を踏まえつつも次のように語った。

「プレシーズンはとても良かったですよ。どちらかというと、リバプールでは最近左サイドで使われる方が多いですけれども、リーグカップでは途中から右のサイドハーフを務めて、そこで良い動きを見せてゴールを決めていました。充分アピールはできていた」

「リーグ戦で出番がまだないですけれども、プレシーズンではかなり活躍していました。リバプールではもっともっと使われていいと個人的に私は思っていますよ。だから日本代表でも、左サイドでも、セカンドストライカーとしても、起用法がいろいろ可能性があると思います。南野選手は活躍すると思いますよ」

また“欧州組”と言われる代表選手が多い状況下、W杯アジア最終予選に挑む日本代表のジレンマについてベン・メイブリー氏はこう指摘した。

「日本代表はみんなヨーロッパでプレーしているから、今ちょっと不利な状況になっています。9月の代表ウィークはシーズンが始まったばかりのタイミングだったので、みんな合流して（コンディションを上げる）時間がなかったと思います。他のライバル、相手チームと比べて、研究もされています。ヨーロッパで活躍する日本人選手がたくさんいるので、相手からすると、この日本に勝ちたいと思うはず。でも日本はそんな相手にしっかり勝たないといけない」

サウジアラビアvs日本の一戦は、日本時間7日26:00キックオフとなる。果たして冨安、南野とプレミアリーグ勢は先発でピッチに立つのか。そしてサウジアラビア撃破の原動力となれるのか、注目されるところだ。

W杯アジア最終予選｜試合日程・配信/放送予定

W杯アジア最終予選では、日本代表のホームは地上波（テレビ朝日）とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信する。