バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、DFパウ・クバルシの称賛について、すでに”ネタ切れ”を起こしつつあるようだ。
今年の初めにバルセロナのトップチームデビューを果たしたクバルシ。185センチという恵まれた身長、ポジショニングの良さも際立つ高い守備力、ビルドアップにおける高精度の配球と、そのプレーの素晴らしさは見る者を魅了してきた。チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでもその質の高さは変わらず、FWキリアン・エンバペら名アタッカーが仕掛ける攻撃を確実に防いで、先制点のきっかけとなった縦パスをはじめ、針の穴を通すような正確なフィードで何度となく攻撃の起点となっている。
チャビ監督は記者会見でそんなクバルシについて何度も質問され、「彼がボールを持つとき、私の心拍数は上がらなくて済む」などと語ってきたが、どうやら褒める言葉が枯渇し始めたようだ。PSG戦の直後、若干17歳のDFについて次のように語っている。
「17歳で信じられないレベルにいる。彼についての称賛と形容の言葉が、私はもう尽きてしまいそうだ……」
彼には意思の強さがある。すべてのプレーが素晴らしい。デュエルに勝てるだけでなく、背後を取られることもない。それはポジショニングが見事だからにほかならない。まるで、もっと年齢が上の選手に感じるよ」
チャビ監督はまた、2ゴールを決めるなど、PSG戦でバルセロナ加入後最高のパフォーマンスを披露したFWハフィーニャについて言及。個人技と献身性のどちらも称賛している。
「彼はそのポテンシャルから、ほかとは一線を画す選手だ。世界最高の選手の一人だと考えているよ。スペースを突くことができ、そのボールタッチは極上で、しっかりフィニッシュまで持ち込め、得点力もある」
「彼は私たちにダイナミズムをもたらす選手で、激しいハイプレスを最初に仕掛けてくれる存在でもある。その長所は数多く、何よりもチームのために働いてくれるんだ。いつもチームのことを考え、その次に個の力で違いを生み出してくれるんだよ」
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