バルセロナは20日にラ・リーガ第10節、本拠地カンプ・ノウでのビジャレアル戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、クラシコ敗戦後、チームがより勝利を欲していることを強調した。
1-3で敗れたレアル・マドリード戦直後には、ダイナミズムという言葉を繰り返して、それをネガティブなものからポジティブなものに変える必要があると説いたチャビ監督。今回の会見で、どうダイナミズムを変えられるかを問われると、こう返答している。
「どうしたらチームのダイナミズムを変えられるか? 勝つことで、素晴らしい試合を演じることで、良い感触を得ることで、ダイナミズムは変えられるはずなんだ。もう、そうすべきときなんだよ」
「明日は素晴らしい試合にしなくてはならない。相手も良いチームだ。エメリは率いてきたチームで見事な仕事を成し遂げてきた」
ここ最近、パフォーマンス自体が落ち込んでいるように見えるバルセロナだが、チャビ監督は自分たちのプレースタイルを変える必要がないことを強調した。
「私たちは私たちのプレーを実践している。ベルナベウでも自分たちの望むようにプレーした。DFラインを高く設定して、何度となくゴール前に飛び出してね。うまくいくときもいかないときもあるが、執着することで最後にはうまくいくはずだ」
また、クラシコの試合内容について、改めて振り返っている。
「相手は素晴らしい守備を見せるチームだ。マドリードは後方にブロックをつくり見事な守備を実践するが、そうすることが好きなんだ。そうやってスペースを与えなかったが、それでも私たちにはより良い結果を手にするためのチャンスがあった。相手が偉大なわけだから、いつものように多くのチャンスに恵まれたわけではなかったがね」
「マドリードは本当に良い守備を見せるし、ほかの試合のように快適には過ごせなかった。普通には攻撃を仕掛けられなかったんだ」
またクラシコでのプレーが批判されているMFセルヒオ・ブスケツ、DFエリック・ガルシアについては、どちらも重要な選手として擁護している。
「ブスケツについて私の考えは変わらない。とても大切な、鍵を握る選手であり続けているよ。今後ブシが出場しない試合だってあるだろうが、彼は私たちのキャプテンであり、歯車の一部であり続ける」
「エリックのことも評価している。彼はプロフェッショナルだ。フットボールはミスのゲームであり、バルサのDFはいつもその危険にさらされている。私にとって、エリックは保証そのものなんだよ」
チャビ監督は現在のバルセロナが成長のプロセスにあると説いてきたが、成長とタイトル獲得の両立は可能なのだろうか。
「それが私の感覚ということだ。クレたちのクラブに対しては誠実でなくてはならない。自分たちがタイトルを獲得するためのチームをつくったと私は思っている。今週は多くの批判があったが、私の抱えている期待は変わらない。皆から応援もされている」
「私の携帯電話を見ると、まるで家族の誰かが亡くなったようだ。目標を達成できなければ、そういった反響が生まれてしまうが、しかし私は落ち着いている。私たちはタイトルを獲得するためのチームを率いているんだ。もし勝てないとしたら、ほかの監督がやって来て、同じことを試みることになるだろう」
「今のバルサが自分にとって快いチームか? もちろんだ。私は中盤の選手たちが何度もボールに触れられるよう試みている。相手を打ち破るため、多くの優位性を生み出そうともしている。このプレーアイデアは、私の選手時代と同じアイデアだ。グアルディオラの時代以降のね。もちろん、好きに決まっているよ」
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