バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、ここ最近に必要不可欠な存在になりつつあるMFフレンキー・デ・ヨングについて言及した。
昨夏の移籍史上では、財政難のクラブが売却を目指していたとされるF・デ・ヨング。そうした報道に拍車をかけていたのが、バルセロナ伝統のプレースタイルへの適応不足だった。
バルセロナのスタイルは、後ろの選手が前の選手をどんどん追い越す動きを見せるアヤックスのスタイルとまた異なり、よりポジショニングを重視してボールを動かしていく。チャビ監督率いるコーチ陣が、アヤックス流が身についたF・デ・ヨングにバルセロナ流を個別に指導していたこともあった。
そしてここ最近、チャビ監督はF・デ・ヨング、MFセルヒオ・ブスケツ、MFガビ、MFペドリのMF4枚を同時起用するシステムを使っているが、その中でF・デ・ヨングは確かな存在感を発揮する。個別指導の甲斐もあってか、ビルドアップでブスケツに代わり中心的な役割を果たすこともあるなど、ゲームメイクの能力が格段に向上している。
15日に記者会見に出席したチャビ監督は、そんなF・デ・ヨングの活躍に喜びを感じていることを強調した。
「彼は私に対して、明確な意思を伝えていた。ここに残りたいってね」
「今、彼はバルセロナの選手だ。私はとてもうれしく思っている。彼が手にしている成果と、リーダーシップを発揮してくれていることにね。彼は素晴らしい時期を過ごし、ピッチ上でとても良いプレーを見せている。それこそが大切なことなんだよ」
チャビ監督はまた、最終ラインの要として君臨するDFロナルド・アラウホについても語り、「一時代を築く」存在との見解を示している。
「彼はリーダーだ。フィジカル、技術、戦術といった要素のほか、強烈な意思の強さやリーダーシップを備えている選手なんだよ。並外れたDFであり、バルセロナ、ひいてはフットボールの世界で一時代を築く条件を揃えている」
「彼のような選手は、滅多に拝めないよ」
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