今季ラ・リーガ優勝を果たしたバルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、自チームのスター選手たちについて見解を述べている。
スペイン『モビスタール・プルス』の番組“ウニベルソ・バルダーノ”に出演し、ホルヘ・バルダーノ氏のインタビューに応じたチャビ監督。バルセロナのスター選手たちについて意見を求められた同指揮官は、まず23得点を決めてラ・リーガ得点王に輝いたFWロベルト・レヴァンドフスキについて、次のように語っている。
「今季、素晴らしいリーダーだった。彼はここで、とても幸せだ。私たちが話題にしているのは世界を代表する選手であり、すぐさまリーダーシップを発揮してくれたよ。彼こそが真の勝者だ」
その一方で、中盤の要の一人であるMFペドリについては、もっとプレーに参加することを求めている。
「もっと参加してほしい。今、彼のパス数の平均は70〜80本だが、それを100〜110本まで増やしてほしいんだ」
「ペドリがボールを持っているとき、私は心拍数を下げることができる。ほかの選手だと上がってしまうのだがね。私は彼が一時代を築くと確信している。私は自分のポジションでプレーしている彼に目がないんだ」
「彼は私よりもイニエスタに似ていると思っている。自分はペドリのようなスピードを備えていなかった。彼はチーム全員の相棒となって、ボールを渡していかなくてはならない」
ではペドリと同じくインサイドハーフでプレーするガビについては、どう考えているのだろうか。
「すべての情熱を込めてプレーする。分別がつかなくなるレベルまでね。私の近くでプレーするときにはその闘争心に鳥肌が立つ。驚異的だ。彼は両足が使え、意思が強さがずば抜けている」
また同じく中盤でプレーするMFフレンキー・デ・ヨングについては、バルセロナのフットボールにおいて「最もカオスな選手」と形容している。
「私たちの規律の中で最もカオスな選手だ。素晴らしい長所を持っているよ。並外れた選手で、私たちは彼にとって理想的なポジションを見つけ出した。欠けているのはラストパスを出すこと、もっと大胆になることかな」
最終ラインの要であり、人格者としても知られるDFロナルド・アラウホについては、将来的にはバルセロナの主将になるとの見解を述べた。
「遅かれ早かれバルセロナの主将となるだろう。彼は生来のリーダーだ。本人に対してもすでに、『お前にはキャプテンの役割が回ってくる』と言っているよ」
サイドから攻撃の起点になるFWウスマン・デンベレに対しては、“違いを生み出すプレー”の安定性を求めている。
「彼のプレーレベルは10にも2にもなる。2より10に近づけていくことが目標だね。そのポテンシャルは途方もなく巨大だ。ウスマンと相対するサイドバックは、ピストルを持った男を目にすることになるんだよ」
● 【移籍情報】メッシ「バルセロナには戻らない。インテル・マイアミに移籍する」|リーグアン
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。