この日一番のトピックとなったのが、世界ランキング9位のアンドレイ・ルブレフの初戦敗退。今大会最大のアップセットを成し遂げたのは世界ランキング112位、予選から勝ち上がってきた18歳のジョアン・フォンセカ（ブラジル）だ。
力強いサービスと正確なショットでルブレフと互角の勝負を演じ、タイブレークとなった第1セットを先取。第2セットも連取すると、そのままストレートで世界ランクトップ10常連の強敵を下した。スタッツを見ても、ウィナーの数はルブレフの33本に対し51本と出色の出来。大会公式Xは「スターの誕生だ」と賛辞を送った。
そのほかの男子シングルスでは、世界ランキング4位のテイラー・フリッツ（アメリカ）、地元オーストラリアの同8位、アレックス・デミノーがストレートで初戦を突破。前回大会を含めて3度の決勝進出経験を持つダニール・メドベージェフ（同5位）はワイルドカードで出場のカシディット・サムレジ（タイ／同418位）にセットカウント1-2と追い詰められながらも、逆転で2回戦進出を決めた。
女子シングルスは世界ランキング4位のジャスミン・パオリーニ（イタリア）、同7位のエレーナ・リバキナ（カザフスタン）、同10位のダリア・カサトキナらが2回戦に進んだ。
15日は男女シングルス2回戦が行われ、錦織圭や西岡良仁、大坂なおみ、内島萌夏の試合が予定されている。