男子シングルスでは、全豪オープン優勝10回を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)が新たな記録を打ち立てた。世界ランキング7位のジョコビッチは、4回戦で同29位のイジー・レヘチカ(チェコ)と対戦。6-3、6-4、7-6(4)でストレート勝ちを収め、準々決勝進出を決めた。
ジョコビッチが全豪オープンで準々決勝に進むのは今回で15回目。これまで単独の最多記録を保持していたロジャー・フェデラー氏(スイス)に並んだ。
同3位で大会初制覇を狙うカルロス・アルカラス(スペイン)は、同18位のジャック・ドレイパーと対戦した。アルカラスが7-5、6-1と2セットを奪ったところで、負傷によりドレイパーが棄権。ドレイパーは1回戦から3試合連続でファイナルセットで勝利する勝負強さを見せてきたが、4回戦で力尽きた。
準々決勝では、11度目の優勝を目指すジョコビッチと、キャリアグランドスラムが懸かるアルカラスの対戦が実現する。両者の対戦成績は4勝3敗でジョコビッチがリード。ハードコートに限るとジョコビッチが2戦2勝のレコードを誇っている。直近の対戦はパリオリンピックの決勝で、当時はジョコビッチが制した。
そのほか、同2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が同14位のウゴ・アンベール(フランス)に快勝。2回戦で錦織圭を下した同11位のトミー・ポール(アメリカ)はアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン)を下して準々決勝に進んだ。
女子シングルスでは世界ランキング1位のアリナ・サバレンカが同15位のミラ・アンドレーワに6-1、6-2の快勝。同3位のココ・ガウフ(アメリカ)は3回戦で大坂なおみと対戦したパリオリンピック金メダリスト、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)を下して準々決勝進出を決めた。