FIBA 女子バスケットボールワールドカップ 2022 予選が10日に開幕し、女子バスケットボール日本代表(世界ランク8位)は初戦でカナダ代表(同4位)と対戦して、86-79で勝利した。
FIBA 女子バスケットボールワールドカップ 2022の出場権がかかる今予選。日本は東京オリンピックで銀メダルを獲得した主力メンバーと、アジアカップで5連覇を達成した若手の融合チームで臨んだ。
初戦のカナダ戦は、馬瓜ステファニー、渡嘉敷来夢、林咲希、宮崎早織、赤穂ひまわりがスタート5を務めた。
宮崎の連続得点で幕を開けた一戦は、日本がカナダを引き離す。しかし徐々にカナダのオフェンスに押し込まれ、失点を重ねた日本は15-17で第1クォーターを終えた。続く第2クォーター、日本はなかなか得点を奪えない状況に。逆にカナダはしっかりと追加点を積み重ね、23-40で試合を折り返した。
「前半は動きが硬くてバスケができていなかった。恩塚ヘッドコーチがハーフタイムでポジティブな言葉をかけてくれた」と渡嘉敷が振り返るように、後半は日本が息を吹き返す。ディフェンスのプレッシャーを強め、終盤にはステファニーの3ポイントなどで8点差を詰めることに成功した。
第4クォーターはカナダに疲れが見えるなか、日本は素早い切り替え、ハードなディフェンスで流れを掴む。残り3分6秒には赤穂のシュートが決まって67-65と逆転に成功。最終的には73-73の同点となり、試合は延長戦へと突入した。
オーバータイムでは、日本が運動量でさらに有利な展開となると、赤穂、渡嘉敷、三好の得点で80-75とカナダを突き放す。最終スコア86-79で、日本は最大20点差をひっくり返してカナダに逆転勝利を飾った。
試合を振り返った恩塚ヘッドコーチは「タフなゲームでしたが、選手たちが常にポジティブに向き合い、お互いに高め合って、最後まで高いエネルギーでプレーできた。心から誇りに思う。そういうチームのコーチで嬉しい。仲間と勝利を分かち合えたことは最高の喜び」と選手たちを称えた。
12得点を挙げた渡嘉敷は「追いかけている展開でも楽しめて、全員がかっこいいなと思った。そういうみんなとバスケができて楽しかった」とコメント。2年ぶりの代表で満足の結果となったようだ。
なお、日本は13日にボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。
FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選
日時 | 対戦カード | 配信 |
---|---|---|
2月10日(木)19:00 | 日本 vs カナダ | DAZN |
2月13日(日)18:00 | 日本 vs ボスニア・ヘルツェゴビナ | DAZN |
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