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【プレビュー】 渡邊雄太の参戦で注目が高まるバスケ日本代表、FIBAアジアカップ2022で必勝を期す | バスケットボール

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【プレビュー】 渡邊雄太の参戦で注目が高まるバスケ日本代表、FIBAアジアカップ2022で必勝を期す  | バスケットボール(C)Getty Images
【バスケットボール日本代表 プレビュー】日本代表は7月13日、FIBAアジアカップ2022でカザフスタン代表と対戦する。
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渡邊雄太「学んだことや経験を伝えていく」

FIBAアジアカップ2022が7月12日に開幕する。日本代表は13日にカザフスタン、15日にシリア、17日にイランと対戦。そこから決勝トーナメントを戦い、24日のファイナルまで大会は続く。 

女子はアジアカップ5連覇中とアジアで敵なしの強さを見せているが、男子は1997年の準優勝以来メダル獲得がない。フリオ・ラマス体制で臨んだ2017年の前回大会では、富樫勇樹に比江島慎、田中大貴と今に通じるBリーグのトッププレーヤーを要しながら韓国との接戦を落とし、ベスト8進出を逃した。 

昨年の東京オリンピックを終えてラマスからトム・ホーバスへと指揮官交代のあった日本代表は、トランジションと3ポイントシュートを軸とするバスケにフィットする選手を集めて再スタートを切ったが、ここまでは苦戦続き。それでも今回のアジアカップでは躍進が期待できる。

富永啓生を筆頭に、西田優大、テーブス海、河村勇輝、吉井裕鷹とフレッシュな顔ぶれに期待が集まるが、最大の注目は渡邊雄太だ。NBAプレーヤーは長く過酷なシーズンの準備を優先し、夏の代表活動を回避する傾向が強い。渡邊も昨年は自国開催のオリンピックにフルコミットしているだけに、今年は心身のケアを優先してもおかしくはなかったが、アジアカップ参戦を決断した。「僕自身、今年の夏も代表活動をしたい気持ちが強かった。リーダーとして、国際大会を何度か経験している者として、学んだことや経験を伝えていくのが大きな役割」と語る。

渡邊はNBAラプターズとの契約が満了となり、現時点で新たなチームは決まっていない。このタイミングでケガでもすれば大きなマイナスとなるが、そのリスクよりも代表活動を優先した。指揮官ホーバスは「NBAの契約のこともあるが、日本のために戻って来て、良い練習をやってくれている」と、その姿勢を称えている。

速い展開で相手を振り回して主導権を握るバスケを

どの選手も日本代表への思い入れは強いはずだが、渡邊のそれはレベルが違う。八村塁は今夏の代表活動に全く参加しない。昨年夏まで代表の帰化選手枠を争ったニック・ファジーカス、ギャビン・エドワーズ、ライアン・ロシターも参加を見送った。だが彼らが普通で、NBAキャリアにマイナスになるリスクを恐れずに代表活動に加わる渡邊がむしろ異端。それがわかっているからこそ、ホーバスは渡邊に感謝の言葉を惜しまない。

アジアカップの大会全体を見ても、渡邊はトッププレーヤーの一人と目される。相手のエースを封じ込めるウイングディフェンダーとして、また2019年のワールドカップで見せた個人技で攻めるエースとして、そして抜群の経験を持つチームリーダーとして、あらゆる面で日本代表にポジティブな影響をもたらすはずだ。

今回はポイントガードの富樫勇樹も代表に合流。『走れる帰化選手』ルーク・エヴァンスの持ち味である走力も生き、彼が孤軍奮闘する状況は大幅に改善されるはず。西田や河村、また若きビッグマン井上宗一郎も同様で、速い展開で相手を振り回して主導権を握るバスケが期待される。

もっとも、男子日本代表はまだこれからアジアで結果を出さなければいけない立場。FIBAランキングは38位で、世界3位のオーストラリアを筆頭に、今大会に出場するアジア勢で日本より上位の国は6チームも存在する。まずはグループリーグを1位で通過し、準々決勝での優勝候補との対戦を避けることがノルマだ。

富樫勇樹「雄太と一緒に、プレー面を含めて引っ張る」

セミファイナル以降は優勝候補とのガチンコ対決。ここまでに実戦を重ねることで、渡邊や富樫と若手たちがどれだけ良いケミストリーを起こし、チームの完成度を上げるかがメダル獲得のカギとなる。

キャプテンを務める富樫は「代表経験がそんなにない選手が半分ぐらいいるなかでの大会なので、しっかり引っ張っていく。雄太と一緒に、プレー面を含めて引っ張っていかないといけない」と意気込みを語る。

ホーバスのバスケでは、攻守の切り替えとなるトランジションをどれだけ繰り出し、得点効率の良い3ポイントシュートをいかに良い形で打つかが問われる。そこでポイントとなるのがターンオーバーを極力減らすこと。トランジションを意識すれば慌ててミスも出るし、パスの出し手と受け手の呼吸が少しでもズレればミスとなる。だからこそ、ただバタバタと走り回るだけでなく味方と意思疎通しながら正しいレーンを走り、そこにパスを通す経験を積み重ねたい。

この成功体験が重なれば自信も高まり、相手に後手を踏ませれば良い形で3ポイントシュートも打てる。ここが逆になってしまうと、思い切って走ることができなくなり、シュートのリズムも出てこない。これがホーバスの男子日本代表がここ数カ月かで苦戦している要因だが、ポイントガードの富樫、206cmのウイングではあるがハンドラーを務める機会も多いであろう渡邊がプレーを引っ張ることで、チーム全体に自信を植え付けてもらいたい。

韓国、中国、フィリピン、ニュージーランド、そしてオーストラリア。アジアの強豪を相手に『新しい日本のバスケ』で堂々と渡り合い、メダルを獲得する日本代表に期待したい。

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