バスケットボール日本代表の渡邊雄太が、チームメートである最年長の比江島慎に賛辞を送った。7本中6本の3ポイントシュートを決めて、チーム最多となる23得点を挙げた最年長のシューターを手放しで称えている。
日本代表は31日、FIBAバスケットボールワールドカップ2023順位決定ラウンドグループO第1戦でベネズエラ代表と対戦した。第3クォーター終了時点で53-62とリードを許す展開だったが、勝負の第4クォーターでチーム最年長の比江島が爆発。連続で3ポイントシュートを沈めると、逆転ゴールも比江島のシュートからだった。この日の比江島は、7本中6本の3ポイントシュートを決めて23得点を挙げて日本のトップスコアラーとなった。
比江島についで21得点8リバウンドと攻守に貢献した渡邊は「マコがやってくれました。最高です」とコメント。追いかける時間が長く続いた展開についても「しんどい時間帯に経験がある自分たちが引っ張らないとと思っていた。(馬場)雄大も体を痛めているなかでしっかりプレーしてくれたし、富樫勇樹はそんなにプレー時間が多くないなかでもベンチから声を出してくれた」とベテランたちの振る舞いを称え、「そのなかでマコがしんどい時にベテランらしいプレーをしてくれた。僕らが知っている比江島慎らしいプレーを見せてくれた。チームでの勝利です」と語気を強めた。
勝利の立役者となった比江島は「今日はマストウインの試合だったが、苦しい展開になった。4クォーターで、我慢して相手の足が止まったところで逆転できたのでこの勝利は大きい」と振り返る。
この日の比江島は序盤からシュートタッチが冴えいていた。しかし早い時間帯に4つ目のファウルを犯して、第3クォーターまではプレー時間が限られた。「自分の役割としてはファウルを使って相手の勢いを止める。それをしっかり徹底していたが、ファウルじゃないようなファウルもとられてうまくいかなかった」と、やや判定に泣かされた部分もあった。
しかしそれが逆転への転機だった。「体力を温存して4クォーターを迎えられた。仕事ができたので結果オーライ」と、体力を残した状態で最終クォーターを迎えられたことは、あの爆発力につながったようだ。
これでパリオリンピックの出場権獲得に王手をかけた日本。前回の東京オリンピックは開催国枠での出場だったため、自力での出場権獲得は76年モントリオール五輪以来48年ぶり。歴史的快挙を前に比江島は「最高の雰囲気で2勝できた。あと1勝でオリンピックを掴み取ることができる。みなさんの応援を背に掴み取りたい」と意気込んだ。
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