バスケットボール男子のBリーグは17日、都内で会見を開き、3月20日から4月1日にかけて開催予定だったB1、B2の95試合を中止すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況を受け、Bリーグが再びリーグ戦の中断を決断した。新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、Bリーグは2月26日に28日から3月11日までのB1、B2のリーグ戦99試合の延期を発表。その後、先日14日から無観客でリーグ戦が再開されたものの、選手や審判の発熱で試合開始直前に試合が中止になるなど、感染への懸念が拭えない事態が続いていた。
そしてBリーグは、試合の実施に際して行動指針の運用で拭いきれない選手やスタッフの不安感があったことで、16日から17日にかけて選手会および各クラブと改めて話し合いを実施。結果、現在の状況において無観客での試合を実施するうえで選手やスタッフが集中できる環境をつくることが難しいと判断したことで、3月20日から4月1日までの計95試合を中止することを決定した。
Bリーグの大河正明チェアマンは、公式サイトを通じて「今だからこそバスケで日本を元気にすることにチャレンジすべく、一度無観客での試合再開を決めて進めてまいりましたが、1節を実施してやはり一定期間全試合を中止するという結論に至りました。行動指針の策定など事前準備を重ねましたが、選手の心理的な部分も含めて想定しきれていないところもあったと認識しています。ただし、世界的な情勢が日々劇的に変化していく中で、今回選手会や各クラブと我々リーグが臨機応変かつ迅速に議論を重ね、一枚岩となって意思決定できたことはポジティブなことだと思っています。どんな状況でも、バスケで日本を元気にしていきたいという想いは変わりません。今後のことについては今回無観客の試合を実施したことでわかったことも含めて、中止の期間に選手・スタッフ・クラブ・リーグで納得のいく方向性を議論して決めていきたいと思います。そして選手やスタッフの身体の安全はもちろん、心理的にも安心できる環境を整備し、ファンの方々にもB.LEAGUEの試合を思い切り楽しんでいただけるように準備を進めてまいります」とコメントしている。
なお、今回中止を決定した試合の扱いや4月4日以降の試合開催、またポストシーズンの実施予定については協議中のようだ。
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