マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、バルセロナの獲得を狙っているとされるMFベルナルド・シウバについて言及した。スペイン『マルカ』がコメントを伝えている。
バルセロナはFWウスマン・デンベレのPSG移籍が間近に迫っている状況で、ベルナルド・シウバを改めて獲得候補の本命に据えたと報じられている。
こうした報道に対して、バルセロナを古巣とするグアルディオラ監督が言及。今夏バルセロナはシティとの契約が終了したMFイルカイ・ギュンドアンを獲得したが、契約が残るベルナルド・シウバは状況が違うことを強調した。
「ベルナルド・シウバも（同様に移籍の噂があるDFカイル・）ウォーカーも大切な存在だ……。私たちは彼らに残ってほしいと思っている。彼らが残留を望んでくれるよう、できる限りのことをするつもりだよ」
「ベルナルドは契約が切れたギュンドアンとは違う。彼は私たちと契約を結んでいる。二人の穴を埋めるとなれば、とても難しいことになる」
「私はここにいたくない選手を望まない。が、それは自分一人だけの意見となる。私たちの選手がほしいならば飛行機に乗って、ここまでやって来ればいい。私たちのスポーツディレクター、CEOと話をつければいいんだ。いずれにしても、私たちはまだ適切なオファーを受け取っていない。もしそんなことが起こるならば、交渉を行うと同時に、契約を延長するために闘うことになる。私たちはここに残ってほしいのだから。単純なことさ」
「私たちはギュンドアン、マフレズという素晴らしい選手たちを失うことになった。彼らは昨季、私たちにとって本当に大切な存在だった」
「これから一体何が起こるのか？ 分からない。だが両クラブが合意しなければ、何かが起こることはないんだ」
なおベルナルド・シウバの移籍金は8000万ユーロとされているが、『マルカ』曰くバルセロナにとっての最大の障壁は人件費になるとのこと。ベルナルド・シウバの人件費は1年で3000〜3500万ユーロになるとみられており、ラ・リーガのサラリーキャップを超過していることで人件費を削減してもその50％しか同費用に回せないバルセロナは、7000万ユーロの余裕をつくらなければならない。またシティは、万が一ポルトガル代表MFを放出するとしてもレンタルは一切認めず、完全移籍だけを希望する方針とされている。
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