日本時間日曜日に行なわれたライアン・ガルシアの復帰戦は、エマニュエル・タゴエを相手にどれほどの出来を見せるかに高い注目が集まった。試合勘が鈍ってはいないだろうか? 手術を行った右手は無事だろうか?
結果的にガルシアは15カ月のブランクの影響を全く見せず、右手の調子もこれまで通りだった。この23歳は第2ラウンドにタゴエからダウンを奪い、以降試合終了のゴングが鳴るまで試合を支配した。ガーナ人ファイターを相手に一方的なスコアで3-0(119-110,119-110,118-109)の判定勝利をもぎ取った。なお、『DAZN News』独自の採点によると、120-107でガルシアの勝利となった。
ガルシア(22勝0敗、18KO)は第1ラウンドからタゴエを倒しにいった。ボディにパンチをねじ込めば、代名詞となっている左フックや右オーバーハンドを次々と放っていった。第2ラウンドにはタゴエを倒す寸前までこぎつけた。右パンチでタゴエの勢いを止めると、タゴエはなんとかこらえ、クリンチに逃げる。その後ガルシアは右ショートパンチを放つとタゴエは回りながらキャンバスに崩れ落ちた。なんとかこのラウンドを耐えたタゴエだったが、最後まで持ちこたえることがこの瞬間以降タゴエの目標になったようであった。
ガルシアは主導権を握り続け、タゴエを片付けようとした。常にタゴエを追いかけ続け、左フックや右オーバーハンドを次々と命中させる。だがタゴエは打たれ強さを見せ、タイミングを見てガルシアに組み付いていった。
熱狂した観衆の前でショーをKOで締める最後のチャンスが訪れたのは第10ラウンド。右パンチでタゴエをぐらつかせ、ロープに追い込んだ。ガルシアは全力で追撃するも、タゴエはガルシアにしがみついて倒れることだけはなんとか回避。こうしてガルシアは初めての12ラウンドを経験することになった。
さて、皆が知りたがっているのはガルシアの次のアクションだ。ガーボンタ"タンク"デーヴィスとのスーパーファイトについて様々な意見が飛び交っているが、ガルシアはその件については触れなかった。ファンをがっかりさせたくないからだという。
「以前の僕はいつもそういう要求をしてきたけれど」とガルシア。「僕も成長し、大人になった。そういったことはチームに任せようと思っているよ。出番が来ればやるだけだ。だが現段階では、ただチームを信じて前進しようと思う」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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4月17日(日) 3:00 | ベン vs.ヘールデン | WBAコンチネンタル・ウェルター級タイトル戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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