メキシコ人ファイターのフリオ・セサール"レイ"マルティネスは、将来的に階級を上げてスーパーフライ級の恐るべきスターたちと戦うことを夢見ている。その計画は2022年初めに突如早まり、数日後にニカラグアのローマン"チョコラティート"ゴンサレスと対戦することになった。ゴンサレスはこの階級の象徴的存在だ。
今週末、カリフォルニア州のサンディエゴでマルティネスはゴンサレスと12回戦で激突する。この対戦を含むイベントの模様はDAZNから世界中に生放送される(メキシコとラテンアメリカ圏を除く)。
現WBCフライ級王者のマルティネスは、もう少しゆっくり階級を上げようと考えていた。6カ月から1年かけてスーパーフライ級のエリートたちに割って入ろうとしていたが、その目論見が外れた。
ゴンサレスは、ファン・フランシスコ・エストラーダとの3度目の対戦に向けて動いていたが、新型コロナウイルスに感染。そのためエストラーダ戦は流れてしまい、代わりの対戦相手を探していたところ、マルティネスが対戦相手に浮上した。
「とても幸せでモチベーションが高い。こうした歴史を作る類の試合こそ私が探していたものだからだ。これこそがボクシングをする理由だからだ」18勝1敗、14KOの戦績を持つメキシコ人ファイターは、『DAZN News』のインタビューに対してこう語った。
「よく言われるように『恐れ以外のすべてをもって、誰とでも、どこでも』だ。戦うために、戦いを受けるためにここにいる。最高の選手と対峙し、最高の選手になる資質があるかを確かめるためにここにいるんだ」
フライ級王者として、マルティネスはWBCのベルトを4度防衛している。だが今回は階級を上げた対戦となり、これまで以上に成長しなければならないと考えている。
「簡単な相手じゃないことはわかっている」とマルティネス。「偉大な選手と戦うことはわかっているよ。これまで相手を過小評価したことはないけれども、今回は余計にそうだ。リングで持っているものすべてを出し切るために、1000では足りなくて、100万の準備が必要になるだろう。ものすごい戦いになると思う。がっかりはさせないよ」
「軽量のバンタム級から階級を上げて、ビッグファイトをしようとしているんだ。もっと多くを求めて、歴史を作り、殿堂入りするんだ。それが目標だね」
「完璧で、幸せな気分だ。ハードワークをこなしてきた。手の感触はとても良いし、どこも痛くない。ここから1000まで持っていくよ」
「チョコラティートはロープの周りを回ってアウトから攻めてくるだろう。そういう攻撃やカウンターに対する準備はある。そして何よりも、二人で(よい試合をして)しっかりとリングを後にしようと思う」
ローマン"チョコラティート"ゴンサレス データと戦績
- 国籍: ニカラグア
- 生年月日: 1987年6月17日
- 身長: 160.0 cm
- リーチ: 162.6 cm
- 総試合数: 53試合
- 戦績: 50勝3敗(41KO)
フリオ・セサール・マルティネス データと戦績
- 国籍: メキシコ
- 生年月日: 1995年1月27日
- 身長: 157.5 cm
- リーチ: 162.6 cm
- 総試合数: 19試合
- 戦績: 18勝1敗(14KO)
ゴンサレス vs マルティネス 対戦カード
- ロマン"チョコラティート"ゴンサレス vs フリオ・セサール・マルティネス: スーパーフライ級
- マウリシオ・ララ vs エミリオ・サンチェス: フェザー級
- アンヘル・フィエロ vs ファン・カルロス・ブルゴス: ライト級
- スレイマン・シソコ vs ロベルト・バレンズエラJr: ライト級
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
---|---|---|
3月6日(日) 10:30 | ゴンザレス vs.マルティネス | スーパーフライ級12回戦 |
3月13日(日) 04:00 | ウッド vs.コンラン | WBA世界フェザー級タイトルマッチ |
3月20日(日) 11:00 | オルティスJr. vs.マッキンソン | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
3月27日(日) 04:00 | マルティネス vs.ワーリントン | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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