無敗のウズベキスタン人、WBA、IBFスーパーバンタム級王者ムラドジャン・アフマダリエフが故郷に凱旋し、日本時間4月3日、タシケントのフモ・アリーナで日本人ファイター岩佐亮佑と対戦する。
アフマダリエフ(8勝0敗、6KO)は2020年1月にマイアミで長らく王座に君臨したダニエル・ローマンから王座を奪取し、母国で初めての統一王者となった。プロ8戦での王座統一はレオン・スピンクスと並ぶタイ記録だ。
"MJ"が収入ランクで成功を収めていることは当然のこととも言える。アフマダリエフは2015年ワールドチャンピオンシップでは準優勝、2016年にオリンピックで銅メダルを獲得。その後2018年3月にプロ転向していた。
一方、岩佐亮佑(27勝3敗、17KO)の前戦は2019年12月。ブルックリンでマーロン・タパレスを11回TKOで下しIBF暫定王座に輝いた。柏出身の31歳は元正規王者。2017年9月に小國以載を6回レフェリーストップで下し、王座を戴冠していた。
「同郷の観客を前に、母国ウズベキスタンで初めてタイトル防衛戦をすることは光栄であり、責任を感じている」と話すのはアフマダリエフ。
「岩佐亮佑は強い相手だ。難しい戦いに備えているところだ。今はタイトルを防衛することしか考えていないが、目標はすべてのベルトを統一することだ」
Matchroom Sportの代表取締役を務めるエディー・ハーン氏はこの一戦についてこう語った。
「このイベントはウズベキスタンのボクシング界にとっても、Matchroomにとっても、グローバル戦略の拡大を続けていくにあたって大きな瞬間だ」
「長い間、ウズベキスタンのファイターたちはアマチュアシーンで圧倒的な成績を誇ってきた。最近ではプロボクシング界でも強い存在感を出しているが、試合開催に関しては、アメリカを始めとするメジャーなマーケットに頼らなくてはいけなかった。今回は自国民の前でファイトを見せる機会を得ることができた。歴史的な夜になることだろう」
「ウズベキスタンのボクシング界にとって非常に重要なイベントだ」と同調するのはプロモーション会社「World of Boxing」の社長であるアンドレイ・リャビンスキー。
「選手たちにとって素晴らしい機会だと思っている。母国の観客の前で技術を見せ、印象に残る勝利を挙げて2021年のスタートを切ることができるし、同時に、彼らの技術を世界中のボクシングファンに見せることもできるのだから。彼らの成長はとても速いので、将来大物になるだろうと思っているよ」
スーパーライト級のシャフラム・ギヤソフ(10勝0敗、8KO)はメインイベント前に登場。プロキャリアで初めて母国で凱旋試合を行う。
Instagramでは100万人以上のフォロワーを持ち、今や自国では超がつくほどの有名人である「ワンダーボーイ」は、2016年のリオ五輪で銀メダルを獲得したことで一躍有名に。2017年にはアマチュアボクシングのアジア選手権と世界選手権で共に金メダルを獲得している。
ボクシング注目選手
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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3月28日(日) 4:00 | ポベトキン vs.ホワイト | ヘビー級12回戦 |
4月3日(土) 23:00 | アフマダリエフ vs.岩佐亮佑 | WBAスーパー&IBF世界Sバンダム級王座統一戦 |
4月24日(日) 3:00 | マーティン vs.プロスパー | EBU ヨーロッパスーパーライト級 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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