ボクシング

【プレビュー】ミドル級スーパー王者サウル・アルバレスとスーパーミドル級スーパー王者カラム・スミスによるビッグマッチが実現｜ボクシング

STEVEN MUEHLHAUSEN

(C)Getty Images

12月、カネロことサウル・アルバレスがリングに戻ってくる。WBA世界スーパーミドル級のタイトルをかけて、イングランドのカラム・スミスとの対戦だ。

ボクシング界最大のスターが、これまでで最もタフな挑戦者を相手に2020年最初のファイトに臨む。

WBA（スーパー）とWBC「フランチャイズ」のミドル級王者サウル・アルバレスが、WBA（スーパー）とリングマガジン世界スーパーミドル級のタイトルをかけてカラム・スミスと激突。試合はテキサス州サン・アントニオで、日本時間12月20日（日）に行われる。

アルバレスにとっては、2019年11月に行われ11回ノックアウトでセルゲイ・コバレフを破って以来の試合。激闘を制したアルバレスは、WBOライトヘビー級のタイトルを獲得して4階級世界王者となった。

今回はアルバレスが168ポンド（約76キロ）で戦う2度目の試合となる。過去には2018年12月に、マディソン・スクエア・ガーデンでロッキー・フィールディングと対戦。3回TKOで打ちのめし、WBA（レギュラー）スーパーミドル級のベルトを獲得した。

「リングに戻り、歴史を作りつづけることができてとてもハッピーだ」と、アルバレスは記者会見で語った。

「最高でありつづけようと気持ちは昂っている。今回はカラム・スミスとの対戦だ。彼は168ポンドで最強のひとりで、すでに戦うことを楽しみにしている」

アルバレスも語ったようにスミスは168ポンドで世界最高のファイターとみなされている。だが、今まで、問題があって自身のプロフィールに書き足すような大きなファイトができていない。

スミスは現在、ようやくボクシング興行で求められる条件をクリアしている。「ムンド」ことスミスはカネロ対フィールディングのカードでハッサン・ヌダムと戦い、3回TKO勝ちした。

2018年9月にはワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのファイナルでジョージ・グローブスにノックアウト勝ち。2019年11月に行われた直近の試合では、疑惑の判定でジョン・ライダーに勝利した。

「世界チャンピオンになってから、ビックファイトを待ち望んでいた。現在の困難な状況の中で、この階級で最高の相手とのファイトをファンに届けられるのは、とてもうれしい」と、スミスは語った。

「絶対に彼を倒して、168ポンドが俺の階級であることを証明する」

カネロは再び、この階級で世界最高のファイターであることを証明することができるのか。それとも、スミスがカネロの思惑をくつがえし、最大の番狂わせを成し遂げるのか。

サウル・“カネロ”・アルバレスの戦績

日時（日本時間）	カード	詳細
12月13日（日） 03:00	アンソニー・ジョシュア vs.クブラト・プレフ	WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ
12月19日（土） 08:00	ゲンナディ・ゴロフキン vs.カミル・シェルメタ	IBF世界ミドル級タイトルマッチ
12月20日（日） 10:00	サウル・アルバレス vs.カラム・スミス	WBA世界スーパーミドル級王座統一選
1月3日（日） 09:00	ライアン・ガルシア vs.ルーク・キャンベル	WBC世界ライト級次期挑戦者決定戦

※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり

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