【レビュー】キッド・ガラハッドがヤッツァ・ディケンズを葬って世界王者に ｜マッチルーム・ファイト・キャンプ｜ボクシング

日本時間8日に「Fight Camp 2」第2週が行われ、空位となっているIBF世界フェザー級王座をかけてキッド・ガラハッドとヤッツァ・ディケンズが激突し、ガラハッドが王座についた。

ガラハッドはディケンズを見事に破り、世界王者になるという夢をついに実現させた。シェフィールド出身のガラハッドは試合の大半を支配。最終ラウンド開始前、大出血のディケンズが続行不可能となり、ついにその努力が報われた。

2013年の初対戦と同じく、ディケンズの試合の入りは素晴らしかった。ディケンズは序盤に目を奪われるショットを何度も当て、優位に立ったように見えた。一方のガラハッドは2ラウンドまでにディケンズの動きを把握。ひとたび優位に立つとリードを保ち続けた。

ラウンドが経過するごとにディケンズにとって厳しい試合展開になってくる。優位に立ったガラハッドのパンチが頻繁にディケンズを捉えるようになり、さらにガラハッドの動きからは自信が見えるようになってきた。

ディケンズの顔にはダメージが明らかになっていく。ガラハッドがいかに試合を支配していたか、無数のカットやアザが証明する形となった。

ディケンズはスコアでも大きく負けていた。ケガも深刻な様相を見せており、最後の3分を残して試合はストップされた。このジャッジが下されるとガラハッドのコーナーは喜びを爆発させた。ガラハッドは所属するイングルジムの新しい王者となったのだ。