【レビュー】キコ・マルティネスがキッド・ガラハッドを破り2階級世界王者に！｜ボクシング

イングランド、シェフィールド──。マルティネスが世界を震撼させた。ガラハッドを6ラウンドKOに葬り、IBFフェザー級世界タイトルを手にした。

戦前、マルティネスを挑発していたガラハッドは、良い試合運びを見せて有利に進めた。特に前半5ラウンドは、いくつかの良いパンチを浴びせ、コンビネーションも冴え渡った。パワフルなアッパーカットも見せ、マルティネスに大ダメージを与えた。実際、マルティネスは時折ぐらつく場面も見られたのだ。

しかし、状況が一転したのは5ラウンド終盤。マルティネスの右フックが、ガラハッドにヒットしキャンバスに叩き伏せた。シェフィールド出身のガラハッドは、レフェリーのカウントに応じて立ち上がり、なんとか5ラウンド終了のゴングを聞いた。

そして6ラウンド開始数秒後、マルティネスはさらに右フックで追撃。ガラハッドは、今度は立ち上がれず、試合は突然の幕切れとなった。

2月にマウリシオ・ララがジョシュ・ワーリントンに勝利したときのように、マルティネスは突如としてシーンに登場し、英国ボクシング界に激震を残した。

だが、このイベントのサプライズはマルティネスの勝利だけにとどまらなかった。アリシア・バウムガードナーはテリー・ハーパーを4Rレフェリーストップで下し、WBC、IBO女子スーパーフェザー級新チャンピオンとなった。

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