2021年が目前に迫るなか、アンソニー・ジョシュア（23勝1敗21KO）が1年ぶりにリングに戻ってくる。日本時間の12月13日には、IBF、WBA、WBO世界ヘビー級タイトルマッチでクブラト・プレフ（28勝1敗14KO）との防衛戦に臨む。
ジョシュアは昨夏、マディソン・スクエア・ガーデンでアンディ・ルイス・ジュニアに番狂わせを許した。しかしその後12月にサウジアラビアでおこなわれた再戦ではWBA、WBO、IBFのタイトル奪還を果たしている。
チャンピオンに返り咲いて以来初となるタイトル防衛戦は、新型コロナウイルスの感染拡大によって長期間の延期を強いられた。ロックダウンにより数カ月間はライブイベントが中止に追い込まれ、さらにボクシングプロモーターのエディ・ハーンが無観客でのジョシュア─プレフ戦を嫌がったからだ。
紆余曲折を経て、年内にタイトルマッチが開催されることが決定。この対戦は観衆の有無にかかわらず実施されるが、最新の新型コロナウイルス事情によっては、1000人程度の観客を入れて開催される可能性がある。
そしてもし、ジョシュアがプレフを破ってタイトル防衛を果たせば、来年にはWBC王者タイソン・フューリーとの統一王者をかけたビッグ・マッチが観られそうだ。
ジョシュアは「確かに去年、俺は少し足踏みした。だけど、もうベルトは奪い返したし、今はリングの上でまたオイシイ試合をするだけだ。フューリー戦のようなね。間違いない」とすでにフューリー戦を意識している。
しかしまずはプレフ戦だ。「クブラト・プレフを倒さないと。プレフは能力のある相手で挑戦者だ。その前にタイソン・フューリー戦の話はない。（プレフ戦は）タフな試合になる。前にも言ったが、虹の下に埋まった黄金の壺みたいなもんだ。だけどその壺の前を、プレフが立ちはだかっている」と2020年、最初で最後の防衛戦に向けて気を引き締める。そしてチャンピオンはこう続けた。
「俺はまだまだハングリーだし、自制もできている。プレフをぶちのめしたい。そう言えるのもジムで山ほどトレーニングをして練習合宿しているからな」
アンソニー・ジョシュアの戦績
- 国籍：イングランド
- 出身地：ワトフォード
- 生年月日：1989年10月15日
- 身長：198cm
- リーチ：208cm
- 試合数：24
- レコード：23-1、21KO
クブラト・プレフの戦績
- 国籍：ブルガリア
- 出身地：ソフィア
- 生年月日：1981年5月4日
- 身長：194cm
- リーチ：202cm
- 試合数：29
- レコード：28-1、14KO
ジョシュア vs. プレフのフルカード
- アンソニー・ジョシュアvs.クブラト・プレフ
- ローレンス・オコーリーvs.クシシュトフ・グロワッキ
- ヒューイー・フューリーvs.マリウシュ・ヴァハ
- マーティン・バコールvs.セルゲイ・クズミン
- スレイマン・ディオプホvs.キーロン・コンウェイ
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
| 日時（日本時間） | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 12月13日（日） 03:00 | アンソニー・ジョシュア vs.クブラト・プレフ | WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級タイトルマッチ |
| 12月19日（土） 08:00 | ゲンナディ・ゴロフキン vs.カミル・シェルメタ | IBF世界ミドル級タイトルマッチ |
| 12月20日（日） 10:00 | サウル・アルバレス vs.カラム・スミス | WBA世界スーパーミドル級王座統一選 |
| 1月3日（日） 09:00 | ライアン・ガルシア vs.ルーク・キャンベル | WBC世界ライト級次期挑戦者決定戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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