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欧州スーパーウェルター級のベルトは、ケルマン・レハラガの腰に再び巻かれることになった。
レハラガは試合開始の直後から積極的に前に出て、挨拶がわりの左ジャブを見舞う。それからも試合の主導権を握ると、終了間際、ジャック・フラットリーをキャンバスに叩き伏せた。
インファイトに持ち込むレハラガに対して、フラットリーはフットワークを使って距離を取ろうとする。しかしチャンピオンの圧力がチャレンジャーに襲いかかり、熱狂する観客の目を奪うパンチを次々に当てていった。
劣勢となったフラットリーは、足を止めて打ち合い勝負を挑もうとする。それでも王者は止まらない。相手に有効打を打たせず、8ラウンドには稲妻のような右を当てて、2度目のダウンを奪ったのだ。
試合が終わるのも時間の問題のように思えた。実際にその時はすぐにやってきた。9R開始すぐ、レハラガの右がフラットリーを捉え、決着となった。
残忍なまでのフィニッシュを見せ、チャンピオンとしての格を見せつけたレハラガ。ハードヒットなメインイベントを戦い、勇気を見せて戦ったフラットリーに敬意を表し、騒ぎ立てるファンをなだめるなど王者としての気品を示した。
バスクで行われた記念すべきイベントは、劇的なKOで締めくくられた。他にも、プロスペクトのサムエル・カルモナが1Rレフェリーストップで印象的な勝利を収め、キャンベル・ハットンがプロキャリア初のTKO勝利を挙げている。
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