リー・ウッドがリングに戻り、衝撃の試合を演出した。イングランド・ノッティンガムのモーターポイント・アリーナで行なわれた一戦でマイケル・コンランを見事な12Rレフェリーストップ勝ちで下し、WBAフェザー級王座を防衛した。
試合を通じて相当なダメージを受け続けたウッドだったが、第11ラウンドに勝機を見出しコンランをダウンさせることに成功。記憶に残るフィニッシュの下準備とも言って良い瞬間だった。
両ファイターが最後の3分で攻撃の手を強めるなか、ウッドは見事なショットを当てるとコンランはロープに座る形で失神。このアイルランド人はそのまま2本のロープの間から後方に転落し、リングサイド席の目の前に落ちた。ウッドは喜びを爆発させたがすぐに落ち着きを取り戻し、相手を気遣う素晴らしいスポーツマンシップを見せた。
その結果、このすさまじい一戦の直後に注目が集まったのは戦い方ではなく、リングサイドからストレッチャーで運び出されたコンランの様態であった。
イングランドのリングで行なわれた史上最高クラスのファイトだと語り継がれることになりそうなこの一戦だったが、失神転落の衝撃が試合の内容を上回った。コンランの序盤の出来は素晴らしく、第1ラウンドには上手く左を当てウッドをリングに沈めることに成功した。コンランのスキルが終始発揮される展開となり、リードを保っていたが、最後の2ラウンドは共にウッドのラウンドとなった。この2ラウンドに勝負の分かれ目が多く存在していた。
次戦以降についてウッドは、ジョシュ・ワーリントン、キコ・マルティネス、レオ・サンタ・クルスらとの戦いに胸を躍らせた。だが彼にとって最優先の選択肢は、コンランの回復を待つことだ。この挑戦者は全てを出し尽くし最高のシーソーゲームを演じたのだから、これは誰もが同じ意見だろう。ボクシング界はコンランの無事の回復を祈るばかりだ。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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3月20日(日) 11:00 | オルティスJr. vs.マッキンソン | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
3月27日(日) 04:00 | マルティネス vs.ワーリントン | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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