2度世界王者に輝いたダニエル・ジェイコブスが、15カ月ぶりにリングに戻ってくる。ロンドンのアレクサンドラ・パレスでジョン・ライダーと対戦する。
両者はノースロンドンで行なわれるこの一戦に勝利し、スーパーミドル級タイトルの次期挑戦者にふさわしいことを証明する構えだ。
ジェイコブスにとっては、久しぶりの世界タイトル挑戦のチャンスを伺う試合となる。2017年にWBAミドル級ベルトに挑戦し、ゲンナジー・ゴロフキンに敗れ、その2年後にIBFタイトルマッチでサウル"カネロ"アルバレスに敗れて以来の王座挑戦を果たしたい。
ライダーも世界タイトルを争うに遜色ない実力の持ち主だ。2019年にはWBA王座とリングマガジン王座をかけてカラム・スミスと戦った。試合には判定で敗れたが、ライダーが勝利にふさわしいのではと議論を呼んだ。
両者にとってキャリアの分岐点となる今回の一戦には、多くのベットが集まる。今回のベッティングの様子を見ていこう。
ジェイコブス vs ライダー オッズ
英国とアイルランドで利用可能なベッティングサイト、Betfredのオッズ
ダニエル・ジェイコブス: 4/6
ジョン・ライダー: 6/5
ドロー: 18/1
2月10日時点でのBetfredのオッズは、ジェイコブズが4/6と優勢だ。この数字は、40ポンド（約6300円）勝つために60ポンド（約9400円）を投じないといけないということ。もちろん勝利すれば同時に掛け金の60ポンドも戻ってくる。一方のライダーは6/5という非常に低い掛け金で提供されている。つまり、50ポンドの掛け金を投じれば、このイギリス人が勝利した場合、掛け金の払い戻しと共に60ポンドの賞金を獲得することができるということだ。
ジェイコブスは37勝3敗の戦績を誇っており、そのうち30試合はKO勝利だ。ライダーは30勝5敗、17KOとなっている。
ジェイコブス vs ライダー: 記者予想
ダニエル・ジェイコブスには経験や王者であった過去があり、それが若干の優勢予想につながっている。「奇跡の男」とそのプロキャリアがようやく日の目を見るのかもしれない。
一方のジョン・ライダーは同郷のカラム・スミスに敗れて以来、復権を目指している最中だ。一部のファンはライダーの勝利だと思った一戦だったが、2017年にロッキー・フィールディングに敗れて以来、国内の選手に2度目の敗戦を喫することとなってしまった。
ライダーにとっては、35歳のアメリカ人に勝てる最も可能性の高い方法はレフェリーストップ勝ちを収めることで、ジェイコブスにリズムを作らせないことだろう。だが、もしジェイコブスがジャブで試合を作り出せばライダーは苦戦するだろう。そうなればライダーはプロ6敗目、判定では4敗目を喫してしまうかもしれない。
DAZN Newsアメリカ版 Astbury記者の勝敗予想: ダニエル・ジェイコブスの判定勝利
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
| 日時（日本時間） | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 2月13日（日） 04:00 | ジェイコブス vs.ライダー | スーパーミドル級12回戦 |
| 2月20日（日） 11:00 | ムンギア vs.バラード | WBAインターコンチネンタル・ミドル級タイトル戦 |
| 2月28日（月） 02:00 | オコリー vs.チェスラック | WBO世界クルーザー級タイトルマッチ |
| 3月6日（日） 10:30 | ゴンザレス vs.マルティネス | スーパーフライ級12回戦 |
| 3月13日（日） 04:00 | ウッド vs.コンラン | WBA世界フェザー級タイトルマッチ |
| 3月27日（日） 04:00 | マルティネス vs.ワーリントン | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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