【レビュー】リー・ウッドが最終ラウンドでシュ・ツァンを仕留め、WBAフェザー級新王者に｜マッチルーム・ファイト・キャンプ｜ボクシング

日本時間1日に行われたWBAフェザー級タイトルマッチで、リー・ウッドが下馬評を覆して最終ラウンドでシュ・ツァンからKO勝ちを挙げた。

ウッドはほとんどミスのない素晴らしいボクシングを披露した。これまでイングランドでしか試合をしてこなかったウッドは、シュを相手に苦戦を強いられると予想されていた。だが、第1ラウンドのゴングから、ウッドは大舞台にふさわしい実力を持っていることが明らかになった。

第1ラウンドからウッドはジャブを巧みに使い、シュが自分のリズムを作ることを阻止。中国人ファイターが攻撃を繰り出すたびにウッドも手を合わせて行く。常に最後の攻撃を繰り出したのはノッティンガム出身のウッドだった。

試合が終盤にもつれ込むと、シュは王座が手から離れていくのを感じたのか、足を止めて反発。だが、最終ラウンドにこのアプローチのツケを支払うことになってしまった。

見事な右が決まりシュはキャンバスに崩れ落ちた。何とか立ち上がったシュだったが、ウッドはすぐさま追撃しレフェリーストップに追い込んだ。

「可能な限りのビッグファイトをしたい」と試合後にウッドは語った。「自分を試したいんだ。昨年言ったように、やりたいことが3つある。英国タイトルを獲ること、世界タイトルを獲ること。この2つはチェックが済んだ。残る1つはシティ・グラウンド(※ノッティンガムのサッカー競技場)でメインイベントを飾ることだ」