日本時間8月7日(日)、ヴァージル・オルティスJrが2022年初めての試合を行う。対戦相手はキャリア無敗のマイケル・マッキンソン。アメリカ合衆国・テキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで行われるこの一戦は、DAZNから全世界に独占生中継される。
ボクシング界ではいつものように、注目を集めるビッグマッチには多くのベッティングが集まる。これまでのベッティングの様子から試合の行方を占ってみよう。
ヴァージル・オルティスJr vs マイケル・マッキンソン オッズ
ヴァージル・オルティスJr: -1000
マイケル・マッキンソン: +650
(ベッティングサイトBetMGM、8月3日時点)
ベッティングサイト『BetMGM』によると、オルティスが大きく優勢と予想されている。オルティスについた「-1000」というスコアは、100ドル(約1万3500円)の利益を得るためには、なんと1000ドル(約13万5000円)を賭けなくてはならないということだ。一方マッキンソンの下馬評は低く、+650というスコアがついている。こちらは100ドルを賭け、マッキンソンが下馬評を覆して勝利すれば、元金の払い戻しに加えて650ドル(約8万8000円)を得ることができるということだ。
オルティスとマッキンソンはもともと3月に対戦予定であったが、ファイトウィークに入ってからオルティスに横紋筋融解症が発覚。試合は中止となっていた。マッキンソン(22勝0敗、2KO)はこのイベントで相手を変えて試合を行い、アレックス・マーティンに3-0の判定で勝利している。この英国人は一度は手から滑り落ちたチャンスを再び手にすることができ、モチベーション高く試合に挑む。
「自分に見合うチャンスを得ようとしている」とマッキンソンは記者会見で語った。「以前オルティスJrと戦う用意はできていた。今回、自分がこの階級で一番強いことを証明する機会を再び得ることができたんだ」
オルティスが最後に試合を行ったのは2021年8月。ウェルター級世界王座への挑戦経験があるエギディウス・カバラウスカスと対戦した。この試合で24歳のオルティスは初めて自らの意思が試されたが、8RTKOで見事勝利している。怪我から復帰したオルティスは今回、初めての世界戦を行える実力があるとボクシング界に知らしめようとしている。
ヴァージル・オルティスJr vs マイケル・マッキンソン 記者予想
オルティスにとって、簡単に勝てる試合と予想はされている。マッキンソンも22戦無敗の記録を持ってはいるが、オルティスが経験してきたほどの相手とはこれまで戦ったことがない。一方のオルティスは直近の3試合でサムエル・バルガスを相手にKO勝ちし、元世界王者のモーリス・フッカーやエギディウス・カバラウスカスを倒しているのだ。
マッキンソンは純然たるボクサーだ。これまでの22勝のうちノックアウト勝利が2つしかないことから、これは明らかだ。一方のオルティスはパワーパンチャーだが、最近の3試合で総合的な技術に進歩が見られている。それでも、この24歳はこれまで18人の対戦相手を全てKOで仕留めている。
オルティスが無敗の快進撃を続けると考えるのが自然だが、マッキンソンはオルティスの忍耐力が試される相手だ。2021年8月に行った最後の試合からどれほど進歩しているのかを知ることになるだろう。マッキンソンは、懐に飛び込んでミスを恐れず打ち合いに持ち込もうというファイターではない。彼のやれることにこだわって戦うだろう。この28歳はパワーファイターではなく、本人もそれは承知の上だ。する必要もないのに、火の中に飛び込む必要はないだろう。
オルティスは用心深く試合を進めなければならない。マッキンソンはオルティスを倒すだけのパワーを持ち合わせてはいない。だが、オルティスは前回の試合を中止しており、147ポンド(約66.7 kg)にウェイトを作ることも難しくなってきている。もし減量に苦しんでいれば、試合が進むにつれマッキンソンのショットはオルティスに消耗していくかもしれない。
莫大な資産を持っているか、人生に退屈しているのでなければ、マッキンソンに賭けるのはよくないやり方だ。オルティスの判定勝ちがここでの最善策だ。マッキンソンのスタイルではオルティスがKOを奪うのは難しく、距離を取って戦うのはオルティスにとって悪くない。相手のレベルが上がれば上がるほど、KOの可能性は低くなるからだ。最終ラウンドに向けて体を調整していくことが、オルティスが一芸に秀でた選手以上の力を持っていることを示す絶好の機会だ。
Muehlhausen記者の勝敗予想: ヴァージル・オルティスJr
ヴァージル・オルティスJr vs マイケル・マッキンソン 日時、開始時刻
- 日時: 日本時間8月7日(日)
- 開始時刻: 日本時間午前10時
- メインイベント開始予想時刻: 日本時間午後0時頃
このイベントは日本時間8月7日午前10時から行われる。アンダーカードの進行次第ではあるが、メインイベントを戦う2人の入場は日本時間午後0時頃と予定されている。
オルティス vs マッキンソン 放送予定
このイベントはDAZNから200以上の国と地域に生中継される。
オルティス vs マッキンソン 開催地
このイベントはアメリカ合衆国、テキサス州フォートワースのディッキーズ・アリーナで行われる。
ヴァージル・オルティスJr データと戦績
- 国籍: アメリカ合衆国
- 生年月日: 1998年3月25日
- 身長: 177.8 cm
- リーチ: 182.9 cm
- 総試合数: 18試合
- 戦績: 18勝0敗(18KO)
マイケル・マッキンソン データと戦績
- 国籍: 英国
- 生年月日: 1994年4月17日
- 身長: 175.3 cm
- リーチ: 177.8 cm
- 総試合数: 22試合
- 戦績: 22勝0敗(2KO)
ヴァージル・オルティスJr vs マイケル・マッキンソン 全対戦カード
- ヴァージル・オルティスJr vs マイケル・マッキンソン: ウェルター級
- マーレン・エスパーザ vs エバ・グスマン: WBC/WBA女子フライ級タイトルマッチ
- モーリス・フッカー vs ブレア・コブス: ウェルター級
- ベクテミル・メリクジエフ vs スラダン・ジャンジャニン: スーパーミドル級
- アレックス・マーティン vs ハンク・ランディ: スーパーライト級
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
---|---|---|
8月7日(日) 3:00 | スミス vs.オメイソン | 英国スーパーライト級王座決定戦 12回戦 |
8月7日(日) 10:00 | オルティスJr vs.マッキンソン | ウェルター級12回戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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