日本時間9月24日、WBAフェザー級王者リー・ウッドがマウリシオ・ララを相手に防衛戦を行う。英国・ノッティンガムのモーターポイント・アリーナで行われるこのイベントはDAZNから生中継される(オーストラリアとニュージーランドを除く)。
ウッドは3月にWBA王座防衛戦を行った。マイケル・コンランを12ラウンドTKOで下し、初防衛を果たしている。アイルランド人ファイターがリング外に転落した衝撃のノックアウトで幕を閉じたこの試合は、年間最高試合の有力候補となっている。
ウッドは第1ラウンドに喫したダウンで重いダメージを負い、プロキャリア3度目の敗戦を喫するかと思われた。だがその後見事に復活すると、今後何年にも渡って語り草となりそうな衝撃の勝利を飾った。
WBAスーパー王者のレオ・サンタ・クルスとの試合は実現しなかったが、その後度胸ある行動を取った。ウッドは自身の実力を証明するため、ボクシング界で最も恐れられるノックアウト・アーティストとの対戦を選択した。
対戦相手のマウリシオ・ララは2021年2月に英国・ウェンブリーのSSEアリーナで無観客で行われた試合でジョシュ・ワーリントンを冷静に倒し、TKO勝利で下馬評を覆した。この試合でIBFフェザー級王者の無敗記録に終止符を打っている。
"ブロンコ"は7ヶ月後にリーズのヘディングリー・スタジアムでワーリントンとリマッチを行ったが、第2ラウンドに偶然のバッティングを受け左目の上がひどくカットし、テクニカルドローの裁定で試合は終了となってしまった。
パワーパンチを誇る24歳は今年初め、ローマン・ゴンサレスvsフリオ・セサール・マルティネスのアンダーカードとして試合を行い、エミリオ・サンチェスを第3ラウンドKOで圧倒している。破壊的な力を見せ、126ポンド(フェザー級)の注目を集めた。
「私がこれからできる試合数は少ないかもしれないが、最大級の試合にしたい」ウッドはこの試合への意気込みを語った。「自分に試練を課したい。今私はアリーナを満員にしているし、この勢いを維持したい。全ての試合で後退することなく、前進していくべきだ。マウリシオ・ララは危険なファイターだが、高いリスクを負えば、見返りは大きい。ジョシュ・ワーリントンができなかったことをやって、自分の仕事をこなす自身がある」
英国・ロッシントン出身のIBOライト級タイトルホルダー、マキシ・ヒューズは絶好調の流れをこのイベントでも継続したい。対戦相手はシェフィールド出身の元IBFフェザー級世界王者キッド・ガラハッド。この試合はヨークシャー・ダービーと銘打たれている。
"マキシマス"は2019年11月以来負けていない。昨年9月にはメキシコ人ファイターのホバンニ・ストラフォンに判定で完勝し、さらに今年3月にはライアン・ウォルシュに勝利し初防衛を遂げている。
ガラハッドはこの試合でライト級に階級を上げる。前回の試合は2021年11月。英国のシェフィールド・アリーナで行われた一戦は当たり前のようにIBF王座初防衛を果たすものと思われていたが、スペイン人のベテランファイター、キコ・マルティネスに衝撃のノックアウト負けを喫してしまった。この試合で勝利し復調のきっかけを掴みたい。
テリー・ハーパーはウェイトを一気に上げ、スコットランドのハンナ・ランキンに挑戦する。IBO、WBA女子スーパーウェルター級タイトルマッチとなるこの試合は、イングランド対スコットランドの激突でもあり、非常に興味をそそる。
元IBO、WBCスーパーフェザー級王者のハーパーは、昨年行われ他ガラハッドvsマルティネスのアンダーカードでアメリカ合衆国のアリシア・バウムガードナーに敗れ、王座を手放してしまった。その後3月にはヤミラ・ベレン・アベジャネーダの持つWBA女子ライト級インターコンチネンタル王座に挑み、勝利している。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
| 日時（日本時間） | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 8月28日（日） 3:00 | KSI vs Swarmz | |
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| 9月9日（金） 10:00 | バジェ vs.グエン | IBF＆WBO世界女子ミニマム級王座統一戦 10回戦 |
| 9月18日（日） 9:00 | アルバレス vs.ゴロフキン | スーパーミドル級世界アンディスピューテッド王座戦 12回戦 |
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