歴史に残るような重要な試合が終わるたびに、ファイターのパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングに関する議論が巻き起こる。10月15日にクラレッサ・シールズがサバンナ・マーシャルを撃破し女子ミドル級アンディスピューテッド王者となった時も例外ではなく、女子ボクシング界のPFP第1位は誰なのか、ファンの議論が活発化している。
ケイティー・テイラーがPFPランキングで首位に立つはるかに前から、そしてシールズが自身のキャリアに新たな称号を増やしたことにより、このアメリカ人が第1位の座を戴くべきだという意見は多い。
だが、DAZNボクシングのアナリスト、ダレン・バーカーは、PFPに関する議論となると2人に優劣をつけるのは難しいと考えている。
バーカーはDAZNに対して語った。「難しいね。2人を同じレベルに上げないといけないだろうが、それも公平とはいえない。難しいのは、ウェイトの関係で2人がこれからも戦うことはないということだ」
「皆それぞれがどちらのことを好きか、というだけだと思う。2人とも並外れたレベルのファイターを何人か倒しているから」
「この競技で2人は偉大な業績をたくさん残してきた。アマチュア時代にも2人は間違いなく高みに達しているし、今でも異次元のレベルにいる」
「（PFP1位は）ケイティー・テイラーと言おうと思ったけれど、それもクラレッサ・シールズに対して不公平な気がする。やっぱり2人とも1位に並べないといけないんだ」
「ウシクとフューリーのような、ヘビー級の選手同士のことを議論するのであれば、どちらがどちらより上かを選んだとしても、直接対決でそれが間違っているかどうか証明するチャンスがあるのだけれど」
「テイラーとシールズはこれからも戦うことはないだろう。だから私にとっては、どちらがどちらより上かを決めるのは公平じゃない。2人を同時にパウンド・フォー・パウンド女王として称えるべきなんだ」
ケイティー・テイラーは日本時間10月30日、女子ライト級アンディスピューテッド王者としてカレン・エリザベス・カラバハルと防衛戦を行う。この試合の模様はDAZNから生中継される(オーストラリアとニュージーランドを除く)。この試合はテイラーにとって、日本時間5月1日に行われたアマンダ・セラーノとの歴史的な一戦以降初めての試合となる。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
| 日時（日本時間） | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 10月30日（日） 3:00 | テイラー vs.カラバハル | 女子ライト級4団体タイトル戦 |
| 10月30日（日） 10:00 | ディアス vs.セペダ | ライト級12回戦 |
| 11月6日（日） 6:30 | ビボル vs.ラミレス | WBA世界ライトヘビー級タイトル戦 |
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