51歳のハリソン氏は2000年シドニー五輪のスーパーヘビー級金メダリストだ。2012年にロンドン五輪で同級の金メダルを獲得したジョシュアは、フューリーとの試合を行えると考えている。一方、両名が戦った場合、「フューリーが有利だと感じている」と述べた。
ハリソン氏は『legalsportsbooks.com』のインタビューで、「タイソン・フューリーはパンチ力が強くない選手だが、相手を徐々に追い込んでいくタイプだ」と語った。「現在、彼はシュガー・ヒル・スチュワート監督と共に活動している。タイソン・フューリーはアマチュア時代から優れたボクサーだったが、シュガー・ヒル監督に師事し、前進する力を身に付けた。今は体重を利用して前に出ることができるようになっている」
「彼のパンチ力はそれほど強くはないが、総合的にはメンタルの強さも相まって、ジョシュアに対して圧倒的有利だと思う。しかし、ジョシュアが勝つ可能性も完全に除外できない。だが、彼は絶好調を維持したまま試合を迎え、フューリーにプレッシャーをかけていかなければならない」
ジョシュアとフューリーとの対戦はボクシング界注目のイベントの一つであり、両陣営からも交渉の進展が伝えられている。だが具体的にはまとまっていない。しかし先週、フューリーは自身のSNSで、ウェンブリー・スタジアムで9月に試合を行うよう求める契約書をジョシュアに送ったと主張した。
ハリソン氏は、フューリーの主張の信憑性は分からないが、このような噂が流れれば、通常は実際に何らかの動きがあるはずだと指摘している。
「タイソン・フューリーは発言力があり、実際に声を挙げるタイプだが、実際にはフランク・ウォーレンやボブ・アラムといったチームが彼を支えている。彼が単独で行動しているわけではなく、交渉が行われていることは確かだ。ただ、契約書を送るとなると、それがどんな目的で行われているのかは分からない」と述べた。
ハリソン氏はフューリーがジョシュアに勝つだろうと予想しながらも、ジョシュアがトップに返り咲けるよう手を差し伸べることを提案した。ジョシュアはオレクサンドル・ウシクに連敗を喫し、自身が持っていたWBA(スーパー)、IBF、WBO、IBOのベルトを明け渡すことになった。
「"0"を維持している間はオーラがある。私も無敗だったころは自信に満ちていた。ただ、その"0"を失った瞬間からは立ち直らなくてはいけない。ジョシュアも今そこにいる。ウシク戦はうまくいかなかったが、もう一度立ち上がるチャンスがあるだろう」ハリソン氏。「ジョシュア、一緒に映像を見なおそうじゃないか。お互いに最後の試合を分析しよう。そうすれば、何か収穫があるかもしれない。その後、ジムで話をしながら実践してみることもできるかもしれない。彼にとって有益な時間になることを保証する。もちろん私にとっても素晴らしい時間になるだろうが、彼にとって大切な投資になるはずだ」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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6月4日(日) 10:00 | クラレッサ・シールズ vs.マリセラ・コルネホ | 4団体統一女子世界ミドル級タイトルマッチ |
6月9日(金) 10:00 | フローレス vs.サンティバニェス | バンタム級10回戦 |
6月11日(日) 3:00 | サニー・エドワーズ vs.アンドレス・カンポス | IBF世界フライ級タイトルマッチ |
6月11日(日) 9:00 | ハイメ・ムンギア vs.セルゲイ・デレフヤンチェンコ | スーパーミドル級12回戦 |
6月18日(日) 8:00 | レジス・プログレイス vs.リアム・パロ |
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