元世界王者のセルヒオ・モラは、アンソニー・ジョシュアの戦い方の変化について持論を語った。
日本時間8月13日、ジョシュアはロバート・ヘレニウスをKOで下した。オレクサンドル・ウシクに喫した連敗からの復活を目指すジョシュアは、再起後2度目の勝利を手にした。
ジョシュアは4月にジャーメイン・フランクリンを下しており、順調に行けば元WBCチャンピオンのデオンテイ・ワイルダーと対戦することになりそうだ。その試合は来年1月になる見込みだ。ワイルダーに勝てば再びタイトルマッチに手が届くだろう。
ジョシュアは攻撃的なファイターとしてその名を知られたが、2019年のアンディ・ルイス戦の敗北以降、そのスタイルを修正している。現在はアメリカ人トレーナー、デリック・ジェームスと共にトレーニングを積んでいる。
セルヒオ・モラは北米を中心に放送される『DAZN Boxing Show』内でヘレニウスを下した試合を振り返り、試合内容をもとにジョシュアが再び頂点に返り咲ける可能性についても持論を語った。
「確かに少し不安定な部分もあったが、それでも6.5の評価だ。ネガティブな面に焦点を当てることもできたが、私はポジティブな面を見ることが好きだからだ。彼はノックアウトを遂げ、ヘビー級のファイアーかくあるべしという勝利を収めた。大男に私達が期待するような、まさにそんな一撃でノックアウトを決めた」
「ただ、想定よりも時間がかかったことは事実で、それはデオンテイ・ワイルダーが1ラウンドでヘレニウスを制したこととは対照的だった。ヘレニウスが直前に代役に立てられたため、ジョシュアは3ラウンドで勝利すると見られていたが、試合は後半まで続いた。ジョシュア自身が自分に自信を持てず、その顔からは少しの疑いと、顔面への一撃を恐れる様子が読み取れた」
「だが、彼は任務を達成した。フランクリンとの試合では最終ラウンドまで戦ったが、今度は強烈なノックアウトを達成した。自信を取り戻し、闘志を再び湧き上がらせた。華々しい戦果を手にし、かつての彼の強さを取り戻したんだ」
「ジョシュアは大丈夫だろうと私は思う。デリック・ジェームスとの関係はまだ進行中だ。彼らは互いに信頼関係を築き上げているところなんだ」
「彼はもうもはや攻撃的なノックアウトパンチャーではなく、危険を冒して打ち込にみに行く姿を見ることはないだろう。それはアンディ・ルイスが彼に与えた影響や、クブラト・プレフが何度か強烈なパンチを当てた影響だ。すでに試練を耐え抜いている。疑念は残されているが、それが彼を新たな方向へと転換させたんだ」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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8月26日(土) 9:00 | シンプソン vs. エルナンデス |
ミドル級8回戦 |
8月27日(日) 9:00 | コジャソ vs. ディアガン |
WBO世界ミニマム級タイトルマッチ |
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