WBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スレイマン会長が、タイソン・フューリーがベルト防衛戦を行わずフランシス・ガヌー戦を選ぶ理由を明かした。
フューリーが最後に試合を行ったのは2022年末。デレック・チゾラと3度目の激突を制した。一方、最後の指名試合は2022年4月のディリアン・ホワイト戦だった。
しかし、10月28日に行われるガヌー戦ではベルトは賭けられない。さらに、統一王者オレクサンドル・ウシク、アンソニー・ジョシュア、そしてアンディ・ルイスとの試合はまだ実現していない。
『Gambling.com』のインタビューでスレイマン会長は「焦る必要はない」と語った。
「タイソン・フューリーはWBCのヘビー級チャンピオンだ。彼はオレクサンドル・ウシク、アンソニー・ジョシュア、アンディ・ルイスJrなど、挙げられる限りすべての相手と対戦を望んだ。ただ、提案した試合は最終的にファンが期待する形にはならなかった」スレイマン会長はそう明言した。
「彼は待つ代わりにガヌーとの試合を選んだ。指名挑戦者がいなかったため、彼はサウジアラビアでイベントを行うことになった。"地球上最強の男"と言うべきWBCヘビー級チャンピオンと元UFCのチャンピオン。この戦いは間違いなく観客に感動を提供するだろう」
「彼がウシクと対戦しない理由は、ウシクが昨年12月に試合に臨む準備が整っていなかったからだ。その後3月に実現するものと考えられていたが、最終的には実現せず、それぞれ別々の道を選んだ。ジョシュアとの話も同様だった。そのため、フューリーを非難すべきではない。彼は常に闘う道を選び、チャンスを待っていたのだから」
「指名挑戦者という制度は、チャンピオンが誰を指名すべきかを特に考えることなく、各階級で最も有力なファイターにチャンスを提供するためのルールだ。そういった観点から今回指名挑戦を強いることは、スポーツそのものに対する不敬でだ。だからこそ、我々は急いで挑戦者を指名しない。ワイルダーvsルイス戦を行い、その勝者が次の挑戦者となる可能性はあったが、最終的にその試合は実現しなかった」
「そのため、現時点で指名挑戦者はいない。フューリーは間違いなく最強のヘビー級ファイターだ。我々はフューリーとウシクの闘いを見たいと願っている。全てのベルトを争うビッグマッチのプランに関して我々が邪魔をすることはない。急いで挑戦者を指名するようなことはせず、行方を見守ろうと思う」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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9月16日(土) 9:00 | フィエロ vs. サマリッパ |
NABO北米ライト級タイトルマッチ |
9月17日(日) 8:00 | ナバ vs. ラミレス |
スーパーライト級8回戦 |
9月17日(日) 9:00 | セペダ vs. ヘスタ |
WBA米大陸ライト級タイトルマッチ |
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