デヴィン・ヘイニーは、スーパーライト級(約63.5kg)デビュー戦で新たなタイトルを手中に収めただけでなく、その存在感を強く印象づけた。
ヘイニーとプログレイスの一戦は日本時間12月10日、カリフォルニア州サンフランシスコのチェイスセンターで行われ、DAZNから生中継された。「ザ・ドリーム」はレジス・プログレイスをまったく抵抗できないほど完膚なきまでに打ち負かし、WBCスーパーライト級新王者となった。判定は3人のジャッジとも120対107と一致しており、ヘイニーの圧倒的な優位がそのままスコアに表れた。
なお、DAZNによる独自採点も120対107でヘイニーを支持。ヘイニー自身も5ポンド(約2.3kg)の増量によって成長したという感覚を持ち、リングを後にした。
ヘイニーは、ライト級からスーパーライト級へ階級を上げたことについて、リング内でDAZNのクリス・マニックスに語った。「それは大きな変化だ。俺のパフォーマンスから分かってもらえるだろう。ずっと強くなったと感じたよ。140ポンド(スーパーライト級)に新たなキングが誕生した」と自信たっぷりに語った。
ヘイニー(31勝0敗、15KO)は、プログレイスをあらゆる面で完全に圧倒し、新しい階級級で初戴冠を果たした。精度、スピード、ディフェンス、パワーの全てにおいて優れていた。
「ザ・ドリーム」はプログレイスを正面に置き、まず距離を置きつつジャブを放ってリズムを作り、続いて一瞬のうちに繰り出されるワンツー、そして痛烈な右ストレートで締めくくるという流れを展開させた。
このコンビネーションは第3ラウンドに見事にヒット。プログレイスのガードを突破し、34歳を電光石火の一撃でダウンさせた。
その後、プログレイスはヘイニーの右ストレートに対して十分な警戒を払ったが、「ザ・ドリーム」はほとんど阻止されることなく痛烈なパンチを自在に浴びせた。
ヘイニーは第6ラウンドにプログレイスの膝をガクつかせ、第9ラウンドにも痛烈なダメージを与えた。しかし、ノックアウトを求めて無謀に攻めることはせず、落ち着きを保ちながらそのままじっくりとボクシングを展開。圧倒的な勝利に繋げた。
25歳のヘイニーは、ウェルター級へ階級を上げる可能性を示唆したが、一方で、チーム内でさらなる議論が必要だとも述べた。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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12月10日(日) 10:00 | ヘイニー vs. プログレイス |
WBC世界Sライト級タイトルマッチ |
12月15日(金) 11:00 | サンチェス vs. サンティバニェス |
WBC中南米Sバンタム級タイトルマッチ |
12月16日(土) 9:30 | ジェイク・ポール vs. アンドレ・オーガスト |
Sクルーザー級8回戦 |
12月17日(日) 10:00 | ロドリゲス vs. エドワーズ |
WBO・IBF世界フライ級王座統一戦 |
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