日本時間12月10日、カリフォルニア州サンフランシスコのチェイスセンターでデヴィン・ヘイニーはWBCスーパーライト級王者レジス・プログレイスに挑戦し、見事なパフォーマンスで勝利した。試合の模様はDAZNから生中継された。
「新たな王が誕生した」と、新世界王者となった直後、ヘイニーはDAZNのクリス・マニックスに対し、自信満々にこう語った。
ヘイニーがスーパーライト級デビューを見事な勝利で飾ったことにより、新しい階級で広がるさまざまな選択肢が見えてくる。そしてヘイニー自身がさらなる増量を明かしたことから、ウェルター級戦線への進出も視野に入る。
ここでは、2024年にヘイニーが戦う相手として最も有力な5人の候補を挙げる。
ライアン・ガルシア
ヘイニーの試合までに、ガルシアはSNS上で、2024年にヘイニーと戦い勝利することを宣言していた。その後ヘイニーがプログレイスを破ると、プロモーターのエディー・ハーン氏はヘイニーの対戦相手として考えられる人物を挙げた。その中にはガルシアの名前も含まれていた。
「両者ともDAZNと契約している」とハーン氏は述べ、2人の対戦は容易に進められるだろうと伝えている。そして、その試合が実現すれば大規模なものになるという見解も示した。
2人が戦うとなれば間違いなく大きな注目を呼び込むだろう。2人はかつて対戦しようとしていたものの、結局実現までには至らなかった。ただ、2人ともスーパーライト級で最近勝利を収めただけに、2024年こそ対戦が実現することになるかもしれない。
テオフィモ・ロペス
ヘイニーがスーパーライト級でもう一つのチャンピオンベルトを獲得する可能性があることを見せてくれた。WBO世界王者テオフィモ・ロペスと対戦することができれば、試合はタイトル統一戦となる可能性が高い。
ヘイニーとロペスは浅からぬ因縁があり、両者のトレーナーを務める父親たちは過去、口撃を交わしていたこともある。
ともにワシル・ロマチェンコを倒しており、お互いが対戦することで、どちらが上手なボクサーであるかをはっきりと示すことができるだろう。
"ザ・テイクオーバー"の技巧とパワーに対して、ヘイニーはどう対応するだろうか。
マリオ・バリオス
もしヘイニーがさらに増量しウェルター級へ階級を上げるのであれば、WBC暫定王者マリオ・バリオスとの試合が現実のものとなるだろう。
かつてスーパーライト級で世界王者を獲得するなど活躍したバリオスは、昨年9月にヨルデニス・ウガスに勝利し、新たにWBC暫定ウェルター級のタイトルを手中にした。
もしヘイニーがバリオスに挑戦し、破ることができれば、3階級制覇も遠くない。ウェルター級進出を考えるには十分な動機になるだろう。
シャクール・スティーブンソン
実現はしなかったものの、ヘイニーとスティーブンソンの対戦が取り沙汰されることは何度もあった。
しかし、これまで交わされたやりとりの中で最も注目すべきなのは、ヘイニーが試合のオファー額を低く設定することで試合を避けているというスティーブンソンの主張だ。
エドウィン・デ・ロス・サントスに対し期待したほどの試合ができなかったスティーブンソンに対し、ヘイニーはSNSで「役立たず」と評し、「そんな役立たずに怯えるヤツなんかいない」と反論した。
互いを嫌い合っていたとしても、2024年に2人が戦うことになれば、純粋なボクシング技術が全面に押し出された見事な試合となるだろう。
ガーボンタ "タンク"・デーヴィス
この対戦について、それぞれの反応がすでに交わされている。
これは彼らがプロボクサーとして壮絶な対決の道を歩むことを予見させる。おそらくボクシング界でも一大イベントとなるべき試合だ。
ヘイニーは優れたボクシングスキルで"タンク"デーヴィスの技術や爆発力を打ち負かすことができるだろうか。
もしこのメガファイトを実現することができれば、世界中のボクシングコミュニティが2人の戦いを見守ることになるだろう。
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
---|---|---|
12月17日(日) 4:00 | ケリー vs. ナップ |
スーパーウェルター級12回戦 |
12月17日(日) 10:00 | ロドリゲス vs. エドワーズ |
WBO・IBF世界フライ級王座統一戦 |
12月24日(日) 1:00 | ジョシュア vs ヴァリン ワイルダー vs パーカー |
PPV配信 |
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