ライト級プロスペクトのノックアウトマシン、ウィリアム "エル・カマロン" セペダ(29勝0敗、25KO)が、英国の元IBO世界王者マキシ "マキシマス" ヒューズ(26勝6敗2分、5KO)と対峙する。IBF・WBAライト級世界王座決定戦として行われる12回戦でセペダは初めて英国人ファイターと戦うことになる。
このイベントは米プロモーターのディベラ・エンターテインメントと協力して行われるもので、日本時間3月17日(日)に予定されている。会場はラスベガスのコスモポリタンにある『チェルシー』で、DAZNから世界に生中継される。
「目の前の大きな挑戦に、そして世界王者になる夢を一歩前進させられることに、興奮している」とセペダ。
「マキシ・ヒューズは素晴らしいファイターだ。3月16日(※現地時刻)、リングで彼と激突し、私の故郷サン・マテオ・アテンコを世界に示す。ゴールデンボーイがボクシングの首都ラスベガスにビッグファイトを復活させたいということも分かっているし、私もその壮大な構想の一部になりたい。ベガスで世界チャンピオンの栄冠を勝ち取りたいね」と力強く語る。
「エル・カマロン」の異名を持つウィリアム・セペダは、見事なノックアウトを連発し実績を築いてきた。故郷を背負い、厳しい相手を次々と打ち倒してきたセペダは、ボクシングファンの心をつかむ存在となった。特に2022年10月の元世界王者ジョセフ "ジョジョ" ディアス戦では、合計パンチ数(1536発)、1ラウンドあたりのジャブ数(第2ラウンドの89発)、トータルジャブ数(787発)といったコンピュボックスのライト級記録を塗り替えるほどの奮闘を見せた。直近の試合は昨年のメキシコ独立記念日の週末に行われており、元世界タイトル挑戦者メルシト・ヘスタを圧倒し、KOで撃破している。
「米国での最後の試合ではジャッジに心を打ち砕かれた。キャリアをそれで終わらせはしない。鉄の意志を持って米国へ戻る。セペダはこれまで私のような相手と戦ったことがない」ヒューズは闘志を燃やす。
英国ロッシントンのヒューズは、2010年9月17日のプロデビューから急速に階段を昇り、BBBofCフェザー級、WBCインターナショナルスーパーフェザー級、WBO欧州ライト級、WBCインターナショナルライト級といった地方タイトルを獲得していき、実績を積んできた。2021年にはジョバンニ・ストラフォンを破りIBOライト級世界王者に輝くと、そのタイトルを2度防衛した。直近の試合は2023年7月。ジョージ・カンボソスJrを相手に壮絶な闘いを展開したが、惜しくも0-2の判定で敗れている。
ゴールデンボーイ・プロモーションズの会長とCEOを務めるオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は「セペダはリングに上がるたびに対戦相手を破壊してきた。今回のタイトル挑戦へのチャンスでも『エル・カマロン』が火を噴くだろう」と予告。「マキシ・ヒューズはトップクラスの選手たちとの対戦経験がある。セペダが彼を超えることができれば、その可能性は限りなく広がる」と対戦相手のことも高く評価している。
ディベラ・エンターテインメントの社長ルー・ディベラ氏は「マキシ・ヒューズは連勝街道とジョージ・カンボソスJr戦で見せた素晴らしいパフォーマンスで、この挑戦者決定戦の座を勝ち取った」と賛辞を送る。「マキシとウィリアム・セペダは世界最高のライト級ファイターだ。この一戦は正当な挑戦者の地位を確立するものとなる。公正な交渉過程を経てマキシを世界クラスのファイターと認めてくれた、ゴールデンボーイ・プロモーションズに感謝する」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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1月28日(日) 4:00 | クロッカー vs. フェリックス |
ウェルター級 |
1月28日(日) 11:00 | ムンギア vs. ライダー |
スーパーミドル級 |
2月3日(土) 10:00 | シルブ vs. ファルカオ |
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2月4日(日) 10:00 | ベン vs. ドブソン |
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2月18日(日) 1:00 | フューリー vs. ウシク |
Ring of Fire: Fight Night |
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