タイソン・フューリーは日本時間2月3日、右目上にカットを負ったことを公表。これが原因でオレクサンドル・ウシクとの世界ヘビー級4団体統一タイトルマッチは延期となった。
両者は日本時間2月18日、サウジアラビアのリヤドでヘビー級すべての主要タイトルを懸けて対戦する予定だったが、フューリーがスパーリング中に受けた傷の回復を待つこととなってしまった。
クイーンズベリー・プロモーションズはソーシャルメディアで延期を発表すると共に、フューリーの傷を映した写真を掲載し、その深刻さを公表した。
カットマンのホルヘ・カペティロは『Betway』のインタビューで、こういった状況では慎重に経過を見守ることが最も重要であると語り、フューリーがリングへ戻るまでの見通しを語った。
「スパーリングでのカットから回復するには最低でも90日は必要だ」とカペティロは語る。「夏には試合が実現すればよいと思う。非常に不運な出来事だった。傷はしっかりと直す必要がある。それが終わればタイソンは再び活動を再開する。トレーニングを再開し、キャンプに入るため、少なくとも数ヶ月は見ておかなければならないはずだ」
「スパーリング中に事故は起こりうる。今回それがタイソンに起きたわけで、回復までの時間が必要になる。まず彼には休息が必要だ。このまま試合に進めば、ウシクからの最初の一撃で再び開くかもしれないからね」
カペティロは、ファイターたちが試合が近くなるにつれトレーニングの強度を上げる傾向にあるため、こうしたアクシデントが起きやすくなると解説した。状況は不幸ではあるが、フューリーのチームは結局正しい選択をしたと述べる。
「キャンプ中、特にこのレベルの戦いを前にしたスパーリングでは、できるだけ優秀なパートナーを集め、スパーリングで懸命に取り組むものだ。しかし時には厳しい闘いになり、予期せぬ出来事が起こる可能性がある」
「私たちはそうならないように努めるし、選手が健康かつ良好な状態でキャンプを終えられるよう気を配るが、それもまたこのスポーツの一部だ。このような戦いでは最良を尽くすために最高のスパーリングパートナーが必要になる」
「パンチでカットした場合、試合がストップされればその場で相手がTKO勝利を収める可能性がある。だからこそあらゆる予防措置が重要になる。タイソンの戦いに対する取り組み、練習や試合に臨む姿勢、規律正しさ、いつも以上に真摯に取り組んでいた様子から、この戦いへハングリーな姿勢で臨んできたことは明らかだった。だが、こうした出来事は得てして起こるものだ。カットも起こってしまう」
ボクシング 配信予定 | DAZN番組表
日時(日本時間) | カード | 詳細 |
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2月3日(土) 10:00 | シルブ vs. ファルカオ |
ライト級10回戦 |
2月3日(土) 12:00 | トーラー vs. バニン |
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2月4日(日) 10:00 | ベン vs. ドブソン |
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2月16日(金) 11:00 | ディアス vs. ペレス |
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2月17日(土) 10:00 | クリエル vs. ノンティンガ |
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