角田裕毅「セクター1の区間が好み」超高速コース、サウジアラビアGPでの躍進に意欲｜F1

アルファタウリの角田裕毅が、第2戦サウジアラビアGPに向けて照準を定めた。

開幕戦バーレーンGPでは、16番グリッドからのスタートながら、オープニングラップで一気に12番手までジャンプアップした角田。そこからレースは多くのドライバーが3度のタイヤ交換に踏み切るなど、タイヤマネージメントに苦労する内容となったなか、角田は終盤に順位を上げ、8位入賞となった。

角田は次戦サウジアラビアGPに向け、チーム公式メディアを通じて意気込みを示している。

「バーレーンGPは本当に難しい展開になりましたが、ポイントを獲得できて嬉しかった。何がうまくいったのかをしっかり分析する一方、（日没後の）FP2では予想以上にペース不足で苦労することが予想できました。実際に大変な状況でしたが、バウンシングの現象についてもある程度制御できるようになった」

「FP3では油圧の問題もあり、セッションでマシンを走らせることができなかった。チームメイト（ピエール・ガスリー）はなんとか予選でQ3に入った一方、自分はFP3を逃したことで、予選では難しい状況になりました」

そして角田はジェッダ・コーニッシュ・サーキットについて、昨季の第21戦で走った印象が良かったと振り返っている。

「サウジアラビアGPは改めて挑戦的な週末になると思います。昨季、ここのトラックではドライビングを楽しみました。新しいタイプのコースで、特に自分はセクター1の区間が好みでした」

「今週末すべき目標は、中盤のトップで一貫して競争できるよう、できるだけ早くマシンの開発をサポートすることです。今のところ、僕らアルファタウリは今季最大の目標を達成するためには、まだ物足りない状況にあります。今週末はいい形で競争力を高め、マシンをより良く理解し、速さを身につけたいですね」

昨季の第21戦、サウジアラビアGPで角田は予選Q3に進出し、8番グリッドからの決勝スタートとなった。だが決勝ではセバスチャン・ベッテルと接触し、思うように順位を上げることができず。また、接触を誘発したとして5秒ペナルティが課され、角田は決勝14位でレースを終えた。

それから4カ月足らずで早くも2度目のサウジアラビアGPを迎えることになったが、角田は超高速コースのジェッダで初の入賞を果たすことができるのだろうか。開幕戦バーレーンGPでは8位フィニッシュを果たしたものの、今季はハース、アルファロメオなどが速さを見せているだけに、アルファタウリとしては競争力を示したいところだ。

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