雨を味方にしたハミルトンが大逆転で通算100勝達成！2位フェルスタッペン、ノリスは突然の雨で初Vを逸す…ロシアGP｜F1

2021年のF1第15戦、ロシアGP決勝が現地時間26日行われた。

オープニングラップでは2番手スタートのカルロス・サインツがラップリーダーとなる。ランド・ノリス、ジョージ・ラッセル、ランス・ストロール、ダニエル・リカルド、フェルナンド・アロンソと続き、4番手スタートのルイス・ハミルトンは7番手で1周目を終えた。

後方では12番グリッドからスタートの角田裕毅が2周目で最後尾の20番手までポジションを下げた。

6周目には15番手走行のマックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスを抜いて、14番手に順位を上げる。

前方ではサインツとノリスの2人が3番手ラッセルを5秒ほど放してレースを進め、13周目にノリスがサインツを交わしてトップに浮上した。

ここでミディアムスタートを選んだマシンからピットインを行い、ハードタイヤへと変えていく流れに。角田裕毅も13周目にピットに入り、ミディアムからハードタイヤに履き替えた。

最後尾スタートだったフェルスタッペンはハードタイヤで序盤からオーバーテイクを連発し、20周目の段階では3番手走行中のハミルトンから4秒後方、6番手にまで浮上する。

27周目、ハミルトンがミディアムからハードへ。同じタイミングで5秒後方のフェルスタッペンがハードからミディアムへとタイヤを変え、ピットアウトとなった。

レースは37周目にセルジオ・ペレス、アロンソがピットに入り、これで全車タイヤ交換義務を消化。トップがノリス、そこから2秒差でハミルトン。3番手までは20秒ほど離れてサインツ、リカルド、ペレス、フェルスタッペン、アロンソという順番になった。

ノリスとハミルトンは互いに1分37秒台での周回を重ね、ファステストラップ合戦の形に。残り10周の段階で、3位サインツとの差は30秒まで広がった。

そしてレースは46周目、残り8ラップの段階で雨が降り出し、ラップタイムも各マシン1分40秒前後から1分50秒台まで下がる。インターミディエイトに変えるチームもある中、ノリスはドライタイヤでそのまま走行。

ハミルトンは49周目の終わりにインターミディエイトへと変更。これでトップのノリス、2位ハミルトンの差は25秒まで広がり、残りは3ラップ。そして残り2ラップ時点でハミルトンがノリスとの差を一気に逆転しトップに浮上。ノリスはスリックタイヤのままコントロールができず、レースラインの走行もままならない。

レースは結局ハミルトンが通算100勝をマーク。2番手には終盤インターミディエイトに履き替えてペースを上げたフェルスタッペンが入り、3位サインツまでが表彰台に上がった。

4番手リカルド、5番手ボッタス、6番手アロンソと続き、インターミディエイトへの交換が遅れたノリスは7位フィニッシュとなった。8位キミ・ライコネン、9位ペレス、10位ラッセルまでが入賞となった。

角田裕毅は17位で3戦ぶりの完走を果たしている。

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