角田裕毅、第11戦ハンガリーGPに意欲を示す「どのような展開になるかわからないが準備はできている」｜F1

2021年のF1第11戦ハンガリーGPに向け、アルファタウリの角田裕毅が意気込みを示した。チームの公式メディアを通じてコメントを発している。

第10戦イギリスGP決勝ではミディアムタイヤ、ハードタイヤでそれぞれロングランを敢行し、終盤にピエール・ガスリー、セルジオ・ペレスが立て続けにピットインしたことから、入賞圏内の10番手に浮上。そのまま10位でフィニッシュチェッカーを受け、1ポイントを手にした。なお、イギリスGP決勝においては、ホンダパワーユニットの4台で角田が唯一のポイント奪取となっている。

今季4度目の入賞を果たした角田は「ポイントを獲得できたことについては、結果として満足しています。思っていたよりもマシンのパフォーマンスが低かったことにチームは少しがっかりしたと思いますが、自分としては有意義なレースになった」とイギリスGPを回顧した。

次戦に向けては次のように述べた。

「ハンガロリンクはシルバーストンと大きく異なります。前回、F2でレースをしたときは、予選の結果が悪かった。レースではフロントウイングに大きなダメージがあったんですが、それでもこのトラックでのレースは好きでした。コースレイアウトは自分の好みなんですけど、とても挑戦的なトラックでもありますね。そして、クルマに大きなダウンフォースが必要となります。重要なことは各ターンでどれだけしっかりとスピードを維持できるかということ。走るという点ではとても楽しいコースです」

「コンディションが暑いという点は懸念です。それに、ハンガロリンクは休憩できるようなロングストレートがないので、その意味では体に負担がかかるし、大変かもしれません」

「どのようなレース展開になるかわかりませんが準備はできています。ハンガリーGPが終わったら、その後は夏休みの予定で、それも楽しみにしているんです。最近、僕はイタリアに引っ越してきたので、休暇は自宅の整理で時間を多く費やすことになりそうです。ハンガリーGPの前、僕はシミュレーターセッションのためにイギリスへと一時的に戻っていました、その間、夜にはエアコンも扇風機もないホテルで過ごしていたので、エアコンのある部屋を本当に待ち望んでいました！」

ハンガリーGPの舞台、ハンガロリンクは抜きどころが少ないトラックとしても知られるだけに、予選時からどれだけ前のポジションを確保できるかが大きなポイントとなりそうだ。果たして角田はハンガロリンクで上位争いに食い込むことができるのだろうか。

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